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大宇証券、未来アセットを買収…資本7.8兆ウォンで国内1位の証券会社に

◆ 大宇証券を抱いた未来アセット ◆ 

未来(ミレ)アセット証券は今年、金融界買収・合併(M&A)市場の最大の売り物件である大宇(テウ)証券を胸に抱いた。未来アセットは大宇証券を買収すれば創立18年ぶりに、自己資本7兆8000億ウォンに達する国内1位の証券会社としてそびえ立つことになる。

大宇証券の大株主である産業銀行は24日午前、汝矣島本店で理事会を開き、大宇証券・産銀資産運用のパッケージ売却の優先交渉対象者として未来アセットコンソーシアム(未来アセット証券+未来アセット資産運用)を選定したと明らかにした。産業銀行は「売却価値の最大化、速やかな売却、国内資本市場の発展という3大基本原則と、国家契約法上の最高価原則を考慮した」とし、「金融子会社売却推進委員会が、透明で公正な評価を経て優先交渉者を選定した」と説明した。

未来アセットが買収する株式は、大宇証券の普通株式1億4048万1383株(持ち分率43%)と産銀資産運用の普通株式777万8956株(持ち分率100%)で、帳簿価格で1兆8335億ウォン規模だ。今回の買収戦には未来アセットとKB金融(KB Financial Group)や韓国投資証券(Korea Investment & Securitie)などが熾烈な競争を繰り広げたが、未来アセットが2兆4000億ウォン台と他候補よりも2000億ウォン以上高い価格を提示し、最終的な勝者になった。

未来アセットは来年1月中に産業銀行と株式売買契約を締結し、2月から確認・実査と最終的な価格交渉を経て契約を終えることになる。これに先立ち、優先交渉対象者の選定通知を受けた後、5営業日以内の来年1月4日までに入札価格の5%に相当する保証金を支払わなければならない。

未来アセットが大宇証券を買収すれば、国内では圧倒的な1等証券会社へと成長する。先月の有償増資以後、未来アセット証券の自己資本は3兆4399億ウォンで業界4位だ。しかし、現在2位の大宇証券の自己資本4兆3256億ウォンを加えると7兆7655億ウォンに達する。現在1位のNH投資証券(4兆5483億ウォン)との格差を3兆ウォン以上に広げることになる。

朴炫柱(パク・ヒョンジュ)未来アセット会長は、優先交渉者の選定通報を受けた後、「資本市場の革新者として成長してきた未来アセットと業界最高の大宇証券の利点をうまく組み合わせ、アジアを代表するグローバル投資銀行として発展させるつもりだ」とし、「今後は投資活性化を通じた韓国経済の原動力回復と、グローバルな資産配分を通じた国民の老後準備に貢献したい」と抱負を明らかにした。

未来アセットは本契約締結および大宇証券の買収・合併までの手続きを、最大限迅速に進めることにした。 2020年までに自己資本10兆ウォン、税引前利益1兆ウォン、税引前株主資本利益率(ROE)10%を達成する計画だ。
  • 毎日経済_ノ・ヒョン記者/チョン・ジソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-24 17:48:01




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