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オフィステル「外国人投資家をつかめ」

シドニーやLAまわって在外同胞マーケティング...中国人の投資の問い合わせも多く 

  • オフィステル「外国人投資家をつかめ」
  • 外国人投資として注目される「松島セントラルパーク・プルジオシティ」の鳥瞰図。[毎経DB]

豪州の同胞イ・スンホさん(50)は最近、シドニーで開かれた韓国の不動産投資説明会に出席した。国内のある投資顧問会社と施工会社が主催したこのイベントには、50人あまりの同胞が参加して盛況を見せた。この日、イさんは仁川の松島(ソンド)にある在外同胞対象のオフィステルの購入相談を行い、購入を検討している。イさんは「隠退後の老後の生活を韓国で過ごす計画だが、似たような環境で育った在外同胞たちと一緒に暮らせば韓国生活への適応にも役立つみたいで、購入を検討している」と語った。

韓国を訪問する外国人観光客や国内に居住する外国人が増え、外国人が収入型不動産の成功のキーワードとして浮上している。逆移民を計画している在外同胞も、不動産市場の大手顧客として浮上した。このような傾向に合わせて、建設会社と施工会社は直接外国を回って在外同胞を対象に投資説明会を開催するなど、積極的なマーケティングに乗り出している。

仁川の松島で在外同胞を対象に分譲に乗り出した「在米同胞タウン」が代表的だ。地下4階~地上49階、延べ面積38万5733平方メートル規模の住商複合タウンで、アパート830世帯、オフィス1972室、ホテル312室などが入る。仁川経済自由区域庁によると、現在はアパート830世帯のうち600世帯、オフィス1972室のうち800室が在外同胞を対象に契約を完了した。

在米同胞タウンは現在、オフィステルなどの非居住施設に対する外国人特別分譲が可能かどうかが議論になっており、現行の住宅法上の問題がないアパートから、早ければ今月中に工事に入り、オフィステルとホテルなどは段階的に着工する計画だ。入居は2017年上半期の予定だ。

「松島セントラルパーク・プルジオシティ」オフィステルは先月までに、60室ほどを在外同胞など外国人に販売した。「松島アートウォン・プルジオ」も昨年末、ニューヨークとLAなどで5回にわたって在外同胞を対象に投資説明会を開催し、約60室のオフィスを販売する成果を上げた。

松島オフィステルは在外同胞だけでなく、中国人投資の問い合わせも多い。仁川空港が隣接してアクセスが良く、チャドウィック国際学校と韓国ニューヨーク州立大学などの教育環境が良いからだ。特に永宗島のカジノを含む2兆3000億ウォン規模の複合リゾートプロジェクトが本格化し、オフィステルなどの収益型不動産を購入する中国人が増えている。

中国人の韓国不動産投資は済州と仁川だけにとどまらず、首都圏に拡大している。不動産投資移民制の投資対象ではなく、一戸建て住宅や土地まで買い付けることが特徴だ。別荘概念のセカンドハウスとして使用するために、中国の富裕層が板橋(パンギョ)や龍仁(ヨンイン)などの一戸建て住宅と高級マンションの購入に乗り出している。事実、中国の有名な女優タン・ウェイは、京畿道盆唐区クミドンにある480平方メートルの土地を約13億ウォンで購入した。

クォン・ガンス韓国創業不動産情報院取締役は、「外国人対象の賃貸事業が有望だといううわさが広がり、供給が大幅に増えている」とし、「外国国籍の同胞まで購入に加わって、収益型不動産市場の話題になっている」と語った。
  • 毎日経済_コ・ジェマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-13 17:04:03




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