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数字経済 > 企業 > サムスン電子、営業利益6兆1000億ウォン…前四半期よりも17.5%減
サムスン電子が市場の予想に満たない、不振の実績を出した。半導体やLCDパネルなどの部品単価が下落したうえに為替レートの効果さえも消えて、四半期の営業利益は5四半期ぶりに減少に転じた。
サムスン電子は8日、昨年の第4四半期に営業利益6兆1000億ウォン(暫定値)を上げたと発表した。直前年度の第4四半期よりは15.3%増えたが、前四半期よりも17.5%減少した。四半期の営業利益が前期比で減少に転じたことは、2014年の第3四半期以来で初めてだ。
サムスン電子の昨年第4四半期の営業利益も、市場の期待に多少及ばない。証券情報会社のエフアンドガイドによると、11月以後のサムスン電子の業績見通しを出した各証券会社の営業利益推定値は平均6兆5420億ウォンだった。
昨年の第4四半期の売上げは53兆ウォンを記録した。前四半期はもちろん、前年同期比でも増加した。
冷蔵庫・エアコン・洗濯機などの生活家電が北米市場で善戦したうえに、年末商戦を迎えて、テレビの販売量が前四半期比で40%ほど増加したことが分かった。これによって、サムスン電子は昨年に売上げ200兆3400億ウォンをあげて、4年連続で年間売上げ200兆ウォンを達成した。昨年の営業利益の合計は26兆3700億ウォンで、2014年(25兆300億ウォン)より5.35%増加した。サムスン関係者は、「昨年第3四半期には8000億ウォンに達した為替効果が消え、営業利益の減少幅が大きくなった」とし、「DS(部品)部門が不振の中でも、CE(コンシューマエレクトロニクス)とIM(ITモバイル)部門が善戦し、年間売上げ200兆ウォン死守に成功した」と語った。