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現代自、準大型セダンの生産ライン、来月稼動

コード名「AGプロジェクト」/ジェネシスとグレンジャーの中間クラス...BMW・ベンツ狙った戦略車種 

  • 現代自、準大型セダンの生産ライン、来月稼動
  • 忠清南道の現代自動車牙山(アサン)工場の現場スタッフがLFソナタの車体を組み立てている。[写真提供=現代自]

年産30万台の生産能力を備えた現代自の忠清南道・牙山工場は、さいきん新しい車種の生産ライン設置を控えて忙しい。実際の工事は5月初めの連休期間に始まるが、事前準備作業を終えなければならない。

ソナタとグレンジャーなどの主力2車種を生産中の牙山工場では、現代自動車の歴史で初めての準大型セダンを製造する生産ラインが設置される。別名「AGプロジェクト」だ。ジェネシスとグレンジャーの中間クラスの新車のコード名だ。

車体の全長はグレンジャーよりも少し長く作り、エンジンもグレンジャーよりも大きい新型の直噴エンジンが搭載され、内部装置やデザインもジェネシス級にアップグレードする計画だ。現代自の関係者は、「新型車種に対する基本設計とデザイン構想が完了しただけに、5月初めの連休期間中に牙山工場の既存ラインの稼動が停止した時期を活用して生産ラインを整え、大量生産体制を構築する方針だ」と明らかにした。新しい車種のブランドはまだ決定していないが、価格帯は4000万ウォン台前後で、本格的な量産時期は早ければ今年10月前後になると思われる。現代自動車は、いったん来月下旬に釜山で開催される国際モーターショーで新車を初めて公開し、市場の反応をテストする方針だ。

現代自は昨年の下半期以降、新型ジェネシスと新型ソナタ(第7世代LFモデル)など、既存車種に対するアップグレードに注力してきた。しかし輸入車、特にドイツ車メーカーの韓国市場攻略をこれ以上座視できないという内部の判断が作用して、完全に新しいセグメントを開発することになった。

輸入車の韓国市場シェアは昨年末に12パーセント台を突破したのに続き、今年の第1四半期(1~3月)は13.7パーセントまで上がり、史上最大の販売記録を塗り替えた。登録台数を基準にすると、BMW5シリーズ(4796台)とベンツEクラス(4497台)は並んで1位と2位を占め、輸入車ブームを主導した。ドイツ車のアウディも同じ期間、準大型セダンのA6が2899台販売され、前年同期との対比で80パーセントを超える伸び率を見せた。ドイツ車のこのような勢いは、ディーゼルエンジンを搭載した高性能と燃費、日本や米国の輸入車を圧倒する車種の投入、価格引き下げを前面に出した果敢な販促戦略がかみ合ったからだ。現代自が新しいセグメント挑戦に乗り出したのも、まさにドイツ車3社の代表車種を正面からにらんだものと分析される。

■牙山工場長、イ・サンフン専務「Qキャンプ作って、LFソナタを毎日品質会議」

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現代自の牙山工場長のイ・サンフン専務(写真)は、「LFソナタの品質をアップグレードするために、Qキャンプという協議体組織を構成した」とし、「生産ラインの責任者はもちろん、現代自動車南陽研究所、購入本部、品質管理責任者など計80人が参加品質のアップグレードに注力している」と説明した。

牙山工場ではQキャンプの組織の代表者40人が参加する品質会議が毎日開催される。今月から出荷され始めたLFソナタのソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて顧客の意見を受け付けて後、「当日に発生した問題は、当日解決する」という原則でQキャンプを運営している。Qキャンプは、品質(Quality)の頭文字をとった協議体で、無欠点の神話に挑戦するLFソナタの品質力を象徴する。

イ工場長は、「いままで現代自動車で発生した水が漏れる欠陥はもちろんのこと、騒音の問題、エンジン性能、ナビゲーションの解像度など、品質に関連するすべての事項を点検し、現場教育を強化している」と語った。LFソナタは5月中旬から米国を除くアジア・ヨーロッパ・中東地域に輸出を始める計画だ。

セウォル号沈没のような事業場内の安全事故を事前に防止するための安全教育もさらに強化した。イ工場長は「安全専門人材をこれまでの4人から11人に増員し、関連予算も昨年より40パーセント増やした」と説明した。
  • 毎日経済_牙山=チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-29 17:12:28