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内需沈滞で成長墜落...民間消費増加率0.3%にとどまり

KDI、消費の3分の1に・投資も萎縮...ウォン高かさなり成長0.2%P低くなるよう 

◆現場景気、緊急診断◆

  • 内需沈滞で成長墜落...民間消費増加率0.3%にとどまり
  • 客を待つトラック:セウォル号惨事で消費心理が急速に萎縮し、流通業界に寒波が一気に押し寄せた。
    8日、ソウルの東大門総合市場に積んで運ぶ荷物を待つトラックが並んでいる。[イ・チュンウ記者]

わが国の成長に急ブレーキがかかった。第1四半期の景気指標が当初の予想値を大きく下回るなかで、4月のセウォル号事態以後、民間消費と投資が一段と凍り付いている。

これに加え、ウォンの急速な高騰で輸出も打撃を受けるだろうという憂慮が大きくなっている。韓国経済が内憂外患を経験するなかで、韓国開発研究院(KDI)と韓国金融研究院などは今年の経済成長率の展望値を相次いで下方修正している。

KDIは8日に発表した経済動向分析資料で、「経済の投資と消費など内需回復の勢いが弱化し、景気の回復速度が遅延している」と指摘した。直前の四半期と比較した第1四半期の民間消費増加率は0.3%にとどまり、当初の予測値(0.9%)を大きく下回った。

生産と投資関連の指標も、従前の予想値よりも不振だと把握された。4月以後、セウォル号の影響で消費はさらに萎縮する見通しだ。企画財政部の関係者は、「セウォル号惨事で、クレジットカード使用額とデパート顧客数などを勘案した内需は、4月に入って増加傾向が止まったことが分かった」と明らかにした。

現代経済研究院は、セウォル号事態が第2四半期の民間消費を0.3%ポイントほど下げる影響を与えると予想した。このような状況を勘案し、KDIは今年の国内総生産(GDP)の成長率展望値を0.1〜0.2%ポイント下方修正する作業に着手した。

  • 内需沈滞で成長墜落...民間消費増加率0.3%にとどまり
KDIの関係者は、「第1四半期の指標と第2四半期の消費不振などを勘案するとき、今年の成長率の見通しを下方調整する必要がある」とし、「修正された予測値は5月末に発表する予定」だと明らかにした。KDIは昨年末、今年の成長率を年3.7%(GDP算定方式の変更基準を適用すると3.9%)と予測していた。

金融研究院も今年、セウォル号事態に伴う消費心理の低迷などを考慮し、今年の成長率展望値を0.1%ポイント下げた。金融研究院はセウォル号沈没事故の影響で消費が萎縮したことがGDPを0.08%ポイント低下させる効果があると説明した。

内需萎縮とともにウォンの上昇で輸出さえ打撃を受ける場合、韓国経済に及ぼす悪影響は増幅されると思われる。政府は景気浮揚のためのさまざまな政策に苦心している。しかし、追加更正予算の編成や金利引き下げなど、マクロ経済政策の樹立と執行をめぐり議論が紛々し、効果的な対策の準備に難しさを見せている。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/シン・ヒョンギュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-08 17:33:13




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