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韓国GM、7モデルの新車で二桁の市場シェア目指す

今年、新車7モデル…韓国GMの物量攻勢 

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  • < 韓国GMの国内販売台数 >

韓国GMは今年、7モデルの新車を吐き出してライバルの追撃を振り切り、内需市場で3位堅めに乗り出す。韓国GMのジェームズ・キム社長は就任後初の記者会見で、今年は19万台以上を販売するという野心的な抱負を明らかにした。

ジェームズ・キム韓国GM社長は21日、京畿道楊平郡の「ポムファーマーズ・ガーデン(BOM Farmers )」で行われた2016年新型「キャプティバ(Captiva)」発表記者会見で、「韓国GMは今年、韓国市場に新型キャプティバ、マリブ (Malibu) 、ボルト(Volt)などの新車7モデルを出す」とし、「今年は内需市場で総19万1000台を販売したい」と明らかにした。

昨年15万8000台を販売した韓国GMが、今年の販売目標を20%も上方修正したものだ。今年の国内販売台数が全体で170万~180万台と予想されていることを勘案すれば、「二桁の市場シェア」を達成するという意図だ。この日のイベントは新車のキャプティバに対する関心よりも、今年の1月に韓国GMの監督に就任したジェームズ・キム社長の言葉に集中した。

キム社長は、「韓国GMは国内市場の競争社の立場として3等を堅めたい気持ちはあるが、2等になりたい気持ちもある」と注文した。

韓国GMを追い越そうとするルノーサムスンやサンヨン自動車との距離を広げることはもちろん、長期的には起亜(キア)自動車と相手をしてみたいという意志を示したものだ。

大宇(テウ)自動車の伝統を受け継いだ韓国GMは、国内自動車市場で第3位を守っているが、最近は後発走者の激しい挑戦を受けている。韓国人初の最高経営責任者(CEO)に選任されたルノーサムスンのパク・トンフン副社長が「SM6」を新型の武器として掲げて、国内3位を奪還すると宣言した状態だ。サンヨン自動車も「チボリ(Tivoli)」の興行人気に、内心は第3位の座を狙っている。

一年の販売量が180万台程度の韓国自動車市場は、現代自動車(70万台)と起亜自動車(50万台)が計120万台を超えて売るほど、絶対的な位置を占めている。その後には韓国GMが着実に15万台を売って、ルノーサムスンとサンヨン自動車がそれぞれ5万台程度を販売してきた。

キム社長は問題を含んだ「インパラ(Impala)」の国内生産問題に対しても慎重に口を開いた。キム社長は「会社でいま国内生産を検討しているところなのでもう少し待ってくれ」と語った。続けて「労組は韓国GMの非常に重要なパートナー」だとし、「2年間ストライキがなかったが、2016年も熱心に努力して労組との良好な関係を維持する」と強調した。

現在、輸入インパラが国内で大きな人気を集めており、相対的に仕事の減った国内工場の労組が不満を提起している。

この日、韓国GM初の新車として登場したキャプティバは、キム社長の今年の目標を達成するところに重要なキーとなる見込みだ。キャプティバは「コンパクトスポーツユーティリティ車(SUV)」と呼ばれるSUV Cセグメントモデルとして、国内自動車市場のうち17%を占める、最も競争の激しい領域だ。

新型キャプティバに新たに搭載された環境にやさしいターボディーゼルエンジンは、超精密高圧コモンレール( Common Rail)燃料噴射方式を採用して、最高出力170馬力と40.8㎏/mの最大トルクを発揮する。
  • 毎日経済_チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-03-21 19:50:44




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