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LGのG5を体験してみた…モジュールと組み合わせて変幻自在

◆ 「G5」、31日に韓国発売 ◆ 

  • LGのG5を体験してみた…モジュールと組み合わせて変幻自在
「G5」は機器の一部をユーザーが直接分解・組み立てできる、世界初の「モジュール型」スマートフォンだ。 「革新」に喉の渇いたスマートフォン業界に、ついに登場した製品として期待は大きい。 31日、発売を控えたG5を2種のモジュール(ハイファイプラス、カムプラス)と一緒に体験してみた。

G5は「フレンズ」と呼ばれる、全8種のデバイスを接続することができる。このうち2種は端末に取り外しするモジュール型で、G5の公開後に賛辞を受けたフレンズだ。映画『トランスポーター』で強烈なアクション演技を披露した英国の俳優ジェイソン・ステイサムが今回、G5の広告モデルとして活躍するが、彼は端末にモジュールを取り付けて「銃を装填する感じだ。手にきっちり巻きつく」とした。

G5の下端部は基本モジュールだ。端末の左下にあるボタンを押すと、基本モジュールと一緒にバッテリーが付いて出てくる。ここにオーディオやカメラなどの、各種モジュールを結合すればよい。その後は専用アプリ「LGフレンズマネージャー」を実行すると、G5はフレンズを認識して関連機能をサポートする。

デンマークのオーディオブランドとして知られている「Bang & Olufsen」と協力して作った「ハイファイプラス」をさしこんで音楽を鑑賞すると、潤いの無かったデジタル音が豊かな音響と音質を身にまとって生まれ変わる。

「ハイファイプラス」は別途にイヤホン端子を備えている。 G5の基本イヤホン端子は製品上面の右側にあるが、モジュールのハイファイプラスが下部モジュールになって、下部に端子がもう一つ生じるわけだ。同じ曲でもハイファイプラス端子にイヤホンを接続して聞けば、さらにクリアな音質を楽しむことができる。クラシック交響曲は、音響の差がより明確に感じられた。

「カムプラス」は、G5のカメラ機能を拡張するモジュールだ。スマートフォンのカメラの限界を超えた機能も良かったが、G5の外観がデジタルカメラのように変身することも粋だ。モジュールにズームインボタンと撮影ボタンなどが付いていて、タッチしているだけだった指を忙しくさせる。ユーザーは自然に端末を両手で握り、カメラに触れるときのように右手の人差し指を曲げることになる。カムプラスに1200アンペア時のバッテリーも内蔵されており、内部電池とともに使用すると4000アンペア時まで容量が増える。カムプラスのバッテリーを「補助バッテリー」としても使用することができるわけだ。

  • LGのG5を体験してみた…モジュールと組み合わせて変幻自在
  • < カムプラスモジュール装着順序 >

どんなモジュールを付けても、G5の基本的な機能に影響を与えない。ただしモジュールを取り付けたりはずすときは、バッテリーが常にはずれるのでスマートフォンはオフになる。電源ボタンを押さずにバッテリーが分離され、物理的にスマートフォンがオフになることに拒否感を感じるユーザーもいるかもしれない。

バッテリーと端末の下端部分を分離したり組み立てる時は、手の力が大幅に要る。強く力を入れることで、接合部分が壊れないかという心配がある。 LG電子によるとモジュールの特性上、モジュールと本体が緩むことがある点を防止するために少しきつく作ったという。

音楽や写真撮影を楽しむユーザーであれば、G5とモジュラー機器が有用だと思われる。しかしスマートフォンの活用が通話や文字メッセージの送受信などの基本機能にとどまるユーザーなら、購買意欲は簡単には生まれないかもしれない。むしろフレンズが面倒にもなりうる。

外観はiPhoneやギャラクシーSシリーズのような金属製ボディを選んだ。ダイヤモンドカット技法を採用して、上・下部を曲面として処理して洗練した感じだ。バッテリー容量は2800アンペア時で、G4(3000アンペア時)よりも若干減少したが、充電して電話やメッセンジャーなどの簡単なアプリだけを動作させてみたところ、(操作を停止する睡眠時間を除いて)一日を耐えた。連続通話を仮定するならば12時間を耐えるという。
  • 毎日経済_イ・ギョンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-03-30 08:12:40




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