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LGディスプレイ、ベトナムにモジュールの組立工場…1億ドル投資


LGディスプレイはベトナムに新たな生産拠点を設ける。この3~4年のあいだ、安価な人件費と優れた労働力をねらった国内家電メーカーのベトナム行脚が続いている。

LGディスプレイは6日、ベトナムのハイフォン市と新規モジュールの組立工場を建設する内容の投資了解覚書(MOU)を締結したと明らかにした。ハイフォンモジュール組立工場は、資本金1億ドル(約1200億ウォン)規模だ。上半期の内に法人を設立して着工した後、来年の下半期から本格的に量産に突入する予定だ。全体の投資規模は3000億~4000億ウォンになると業界は見ている。

LGディスプレイは現在、国内では京畿道の坡州(パジュ)と慶北の亀尾(クミ)にそれぞれモジュール組立ラインを運営している。海外では中国の広州と南京市、煙台市、ポーランドのヴロツワフ市に組立工場がある。 LGディスプレイは現在、坡州にテレビ用の大規模な有機発光ダイオード(OLED)の生産ラインを建設しているが、今回のベトナムのモジュール工場はこのためのものだ。

LGディスプレイのチョン・チョルドン最高生産者責任者(CPO)は、「ハイフォンはベトナム北部にあり、顧客の工場がある中国への輸送が容易だ」とし、「若年層人口の割合が高く、相対的に人件費が安くて良質の豊富な労働力の活用も可能だ」と説明した。

競合他社のサムスンディスプレイは、すでに昨年初めからベトナムのバクニン省でモジュール組立工場を稼動している。これはベトナムに生産拠点があるサムスン電子の携帯電話(IM)事業部のための、スマートフォン用OLEDパネル・モジュールの工場だ。

サムスン電子の携帯電話事業部は、2011年にベトナム北部のバクニン省、2013年にはタイグエン省に携帯電話の工場を建設して稼働中だ。全世界の生産の40%ほどがベトナムで行われている。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-04-06 17:26:34




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