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数字経済 > マーケティング > テレビも「サッカーモード」オン…中南米マーケティング活発
△写真=サムスン電子は中南米で活発なサッカーマーケティングを繰り広げている。モデルが現地特化「サッカーモード」の適用されたスマートTVを紹介している。
「サッカーモード、サッカーパネルで中南米を攻略せよ」。
ブラジルワールドカップのマーケティングを準備しているサムスン電子とLG電子のミッションだ。ワールドカップ公式スポンサーシップのない国内の電子・情報通信技術(ICT)企業は、注意深くワールドカップ関連のマーケティングを進めている。しかし、最大のマーケティング機会を放棄できない。ワールドカップに直接言及しないが、サッカーを連想させる広告やマーケティングでブームを造成するという戦略だ。
重要なのは「サッカーモード」だ。サムスン電子が中南米地域で販売しているUHD TVの、リモコンに付いているサッカーボール形のホットキーを押すと、すぐさま生き生きとした細かい芝の色感とともに、競技場の観客席にいるようなマルチサラウンド音響を提供するモードにテレビの設定が変わる。今年は初めて「ハイライト表示」機能を追加した。テレビが画面のスコアボードやアナウンサーの声が急に大きくなる変化を検出し、ハイライトシーンをとらえる。視聴者は現場から中継されるリアルタイムのゲーム映像を見ながら、ハイライト場面を直接選択して同時に再生できる。
サムスン電子はまたESPNとの独占提携し、中南米市場に特化した「サッカーパネル」ユーザーインターフェース(UI)も適用した。
サムスン電子はこれまでブラジル・メキシコ・チリ代表チームを後援するなど、活発なサッカー・マーケティングを繰り広げ、昨年まで中南米テレビ市場で4年連続1位を占めたが、この勢いをワールドカップまで続ける戦略だ。これに加え、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、イ・チョンヨン選手などを11人のサッカースター選手として起用した「GALAXY 11」で、開幕前までの耳目を集中させようという戦略だ。
LG電子は国内マーケティングに、サッカー国家代表の具滋哲(ク・ヂャチョル)と孫興民(ソン・フンミン)選手が登場する新規UHD TV広告を出した。映画「マトリックス」を連想させる独特の撮影手法で、選手たちの汗孔と繊細な筋肉の動きまでUHD TVで生き生きと見えるように製作された。夏のシーズンに合わせてエアコンも、ワールドカップブームを使用するという計画だ。
エアコン製品の中で「大韓民国の勝利祈願イベントモデル」を購入すると、最大30万ウォンのキャッシュバックを得られる。エアコンとテレビを同時に購入すると10万ウォンを追加で得ることができる。韓国がワールドカップ16強以上に進出すれば、最大5000万ウォン相当の追加景品もくれる。