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サムスン、当分のあいだ李在鎔・崔志成のツートップ...事業再編スピードアップ

李健煕会長、入院長くなることも...サムスン、ソフトランディング対策に着手/「サムスンを率いるのはシステム経営」市場はいったん合格点 

サムスンは李健煕(イ・ゴニ)会長の入院が長期化しうる点を排除せず、すべての可能性に備えたソフトランディング対策に着手した。

李会長が早期に健康を回復することが最善だが、そうでない状況にも備えなければならないというわけだ。サムスンの目標は「ソフトランディング」。李会長の空白が長くなっても、グループ経営と市場に対する衝撃を最小化する方向で対処していくというものだ。

サムスンの関係者は、「非常経営体制とか、そういうことではない。リスクに備えて管理するのが企業本来の業務なので、いつものようにすべての状況に備えている」と説明した。

当分のあいだサムスングループの経営は、会長の長男である李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長と未来戦略室長を務めている崔志成(チェ・ヂソン)副会長の「ツートップ」システムになると思われる。

これは李会長が心臓発作で倒れる前と大きな違いはない。最近の主要な意思決定は、崔室長と李副会長が相談し、李会長に最終裁可を受ける形で行われた。現在のところ、最終裁可を行う李会長が正常な判断を下せる状況ではないだけに、李副会長により多く重きが置かれる。

昨年の下半期から行われた子会社の事業構造再編と、株式簡素化などの作業が速度を増すものと見られる。三世継承のための準備も本格化するものと予想される。既に電子系列会社の垂直系列化と化学関連会社の統廃合がある程度進展し、金融系列会社と非金融系列会社間の株式の整理も速度を増している。残ったのはサムスン物産を中心とした建設部門の事業構造再編と、李副会長ら三兄妹の経営権承継のための具体的な準備だ。サムスン電子・サムスン生命・サムスンエバーランドに分散された李会長の持分を継承するためには相当の資金が必要だ。

ソフトランディングと関連して、サムスンはいったん市場で合格点を得ている。李会長の健康に「異常信号」が点灯しているにも関わらず、各関連会社は安定して運営されており、株価の流れも堅い。社員の動揺も見られない。サムスン内部では李会長がいつも強調した自律経営・システム管理・人材管理から理由を捜している。

サムスングループの高位関係者は、「今日のサムスンは優秀なサムスンマンが、それぞれ自分の分野で自分の役割を果たしたからだ。李会長はそんなサムスンマンを抜擢して育ててきた」と語る。いわゆる人材経営だ。サムスンマンたちが持ち場を守っているので、李会長の空白が経営にすぐさま大きな影響を与えることはないとうわけだ。李会長は自律経営を重視した。「人を一度使ったなら信じて任せなさい」という哲学が長い間、サムスンを支えてきた。実際に、李会長は昨年かなりの時間を外国に滞在しており、国内にいるときも週に1~2回出勤したのがすべてだった。

システム経営もサムスンの特徴だ。

李会長と参謀組織の未来戦略室は、そして各系列会社で構成された三角体制が長い間、サムスンの経営システムを維持してきた。

李会長が大きな方向を設定すると、未来戦略室が具体的な戦略を策定し、系列会社はこれを実行する構造だ。グループ経営の重要な意思決定は未来戦略室で下した。各系列会社も代表取締役がいるが、傘下の事業部長らが責任と権限の両方を持って独自に運営する形態が一般的だ。

サムスン電子の場合、権五鉉(クォン・オヒョン)副会長と尹富根(ユン・ブグン)と申宗均(シン・ヂョンギュン)社長がそれぞれ代表取締役として、半導体や生活家電・無線事業を独立して導いている。

■サムスン250の事業所の避難訓練

サムスングループが13日と14日にかけて、全国の250以上の主要事業所で避難訓練を行っている。ソウルの瑞草社屋や水原事業場などをはじめ、社屋20ヶ所、工場30ヶ所、建設現場196ヶ所、病院・ホテル・リゾートなどを対象に、火災などの災害発生に備えた避難訓練を行う。瑞草社屋の場合、14日午後3時から1時間の間、火災時の避難訓練が厳守される。役員を含めたほとんどの従業員が参加し、定められた避難先へ移動する訓練を実施する。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-13 00:00:00