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サムスンの公開採用試験はAIなど最新技術と歴史、LGは漢字も出題

サムスン、入社試験の話題は…AIにバッテリー 

  • サムスンの公開採用試験はAIなど最新技術と歴史、LGは漢字も出題
△写真=17日にソウル江南区にある檀国大付属高校でサムスンの職務適性検査(GSAT)を行った受験者たちが、試験会場を後にしている [ハン・ジュヒョン記者]

「人工知能(AI)、ディープランニング、電磁誘導、重力波、ヒックス、ナノテクノロジー、リチウムイオン電池…」。

先週末、一斉に実施されたサムスングループとLGグループの大卒新入社員の公開採用試験では、最近の世界の産業界を揺るがしている最新技術に対する深い理解を必要とする問題が多数出題されたことが分かった。

17日、ソウルと釜山や大邱・大田・光州など国内の5つの地域と、ニューヨークやロサンゼルスなど米国の2つの地域で行われたサムスン職務適性検査(GSAT)で、急浮上する中国の歴史に対する問題と科学技術の問題が注目を集めた。職務常識領域では韓国史と日本史や中国史などの歴史問題が出されたが、各王朝や歴史的な出来事などを時代別に一覧表示する常識問題も出題された。黒死病(ペスト)、秦の始皇帝、奴婢眼瞼法などを尋ねることもした。経済と関連しては、量的緩和と為替レートの変動にともなう経済指標の変化の問題、ISA(個人総合資産管理口座)の問題も出た。

特にサムスンが既に商用化したり、開発中の技術に対して間接的に問う問題も出た。電気自動車(EVカー)用バッテリーと自律走行車の問題が代表的だ。最近関心を集めている人工知能と関連しても、3つの質問項目が出題された。ある受験生は、「特定の技術が採用された製品の説明が出てきて、そこに活用された技術を選ぶ形式の問題が多かった」とし、「電磁誘導技術とナノテクノロジー、繊維が熱に触れたときに変形しない技術などがあった」と説明した。

これに先立って16日に行なわれたLGグループの適正性検査でも、ソフトウェアやプログラミング言語に関する技術的な問題が多数出された。ただしLGの適正性検査は、韓国史と漢字の問題が10問ずつ出題された。韓国史では近現代史ではなく、朝鮮時代以前の歴史的な問題に焦点を当てており、首都の移転と北進政策、土地政策や新羅王の呼称の問題などが出された。

LGの関係者は、「専攻分野と人文的素養の結合を通じて、創造的な融合を行える思考能力を備えているかを調べるための次元」だと説明した。

受験生は数理や図形・言語推理などの、論理と推理関連の領域が相対的に難しかったという反応を見せた。

サムスンはGSAT合格者を対象に、役員・職務能力・創造性面接などを経て、6~7月頃に最終合格者を発表する計画だ。LGは今月末に適正性検査の結果を発表し、5月に面接選考、6月初めに最終合格者を発表する予定だ。
  • 毎日経済_ソン・ソンフン記者/キム・ヒレ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-04-17 20:00:19




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