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韓国銀行、今年の成長見通しを2.8%に…基準金利は凍結

3.2%→3.0%→2.8%…韓銀、今年の成長見通しまた「下げ」 

  • 韓国銀行、今年の成長見通しを2.8%に…基準金利は凍結
△写真=「金利カードは出すまい」。19日、李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁は、ソウル市中区の韓国銀行で開かれた金融通貨委員会を主宰する前に考えにふけっている。この日の金融通貨委員会は基準金利を1.5%に、10カ月連続で凍結しており、韓国銀行は今年の経済成長率見通しを従来よりも0.2%ポイント下げた2.8%に修正した。 [イ・スンファン記者]
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韓国銀行は今年の経済成長率見通しを、これまでの3.0%から2.8%に引き下げた。また基準金利は現行の1.5%水準で維持して、10カ月連続で凍結した。

李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁は19日、金融通貨委員会の直後にブリーフィングを開いてこのように明らかにした。李総裁は「主要国が追加的な通貨緩和政策をとりつつ、国際金融市場が安定を取り戻しつつある」とし、「韓国経済は第1四半期にやや萎縮したようすを見せたが、第2四半期には緩やかな成長を示すものと考えている」と説明した。

韓銀が修正発表した2.8%の見通しは昨年の実質成長率の2.6%よりも高く、今年の各民間経済研究所の予測値の2.4~2.5%よりも高いレベルだ。今年の成長見通しに対しては以前、LG経済研究院が2.4%、現代経済研究院は2.5%、韓国金融研究院が2.6%にそれぞれ修正して提示している。

李総裁は「1月(生産と輸出)の業績が予想に満たないうえ、原油価格が大幅に下落し、このため世界経済の成長率や貿易の伸び率見通しが低下した」とし、「根本的に解消されたわけではないが、全般的に不確実性は減ったと思う」と説明した。第1四半期は業績悪化で成長予測を下方修正したが、現在の景気状況は「底」に近接しているという意味に解釈される。

一方、この日の韓国銀行は基準金利を凍結した。ハ・ソングン金融通貨委員だけが0.25%ポイントの引き下げを主張した。

李総裁は金利調整を行うかどうかについて、「今の金利は実体経済を支えるレベル」だとし、「今も金利水準が緩和的なのは明らかだ」と強調した。景気浮揚のために追加で金利を下げるべきではないかという一部の主張に対し、否定的な意を示したものだ。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者/チョン・ウイヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-04-19 23:29:22




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