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ロッテの辛格浩総括会長、3日めの急な退院…その背景は


  • ロッテの辛格浩総括会長、3日めの急な退院…その背景は
△写真=ソウル大病院に入院していた辛格浩ロッテグループ総括会長は19日、突然退院して、ロッテホテルに戻ってきている。 [チョ・ソンホ記者]

成年後見人を指定するかどうかのための精神鑑定を受けるために、この16日にソウル市鍾路区のソウル大学病院に入院したロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長は19日、突然退院した。入院してから3日後に病院を去ったわけだ。当初予定された入院期間は2週間だった点から、その背景に関心が集まっている。

19日、ロッテグループとソウル大学病院などによると、シン総括会長は同日午後3時50分頃、自分の居住地であり執務室であるロッテホテルに復帰した。シン総括会長を補佐しているSDJコーポレーションの関係者は、「シン総括会長が(病院に入院している)現在の状況に対して強く拒否の意思を表明し、医療陣との協議を経て退院することになった」と語った。

辛東主(シン・ドンジュ)氏と辛東彬(シン・ドンビン)氏の兄弟間の経営権紛争で、シン総括会長本人がなぜ精神鑑定を受けなければならないのかに対し強い不満を持っているという説明だ。この関係者は「今後、追加検診などの日程は裁判所と協議して調整していく考えだ」と付け加えた。

シン総括会長の突然の退院についてロッテグループ側は、「内部ではSDJ側の戦略的な動きという評価が出ている」とし、「シン総括会長が一度入院はしたので、裁判所に協力したという名分は作られたわけだ。しかしその後に裁判所の判断が出たら、精神鑑定が十分に行われなかったと反発できる根拠を作るのではないか」と語った。

成年後見人の申請者(妹のシン・ジョンスク氏)側の法律代理人であるイ・ヒョンゴン弁護士は、「認知症の場合、短くても2週間程度の入院鑑定が必要な事案なのに、3日目に退院した場合は通常の調査は不可能な状況だという話」だとし、「成年後見人の指定可能性がより大きくなったと言える」と語った。
  • 毎日経済_ソン・イルソン記者/チョ・ソンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-19 21:45:51




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