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現代重工業、SK海運からLNG船の建造契約を受注

受注干ばつに「慈雨」 

  • 現代重工業、SK海運からLNG船の建造契約を受注
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国内造船メーカーが「受注干ばつ」に苦しんでいるなかで、現代重工業は一両日中にSK海運からLNG船の建造契約を受注することが分かった。

23日、関連業界によるとSK海運は、SK E&Sが米国産シェールガスを輸送するために必要なLNG船2隻を、現代重工業にすぐにでも発注することが分かった。造船業界が深刻な受注難を経験しているなかで、高付加価値船舶であるLNG船の受注は、干ばつに恵みの雨となる見込みだ。

現代重工業は今年に入って4月末までの商船受注が2億3400万ドルにとどまり、前年同期比で78.2%減の状態だ。今回発注されるLNG船は、18万立方メートル級メンブレイン型だ。海運・造船のリサーチ機関であるクラークソンによると、メンブレイン型LNG船2隻の価格は2億ドルをわずかに上回ることが分かった。

現代重工業は昨年12月、SK海運から今回の船舶発注と関連して優先交渉対象者に選定された事があり、上半期に詳細条件を協議してきた。 SK海運は2隻を先に発注するが、市況に応じて1隻を追加発注する案を検討していることが分かった。

今回発注されるLNG船は、天然ガスを主燃料として使用する環境にやさしい船舶だ。 2019年上半期から順番に導入される予定であり、米メキシコ湾のフリーポートLNGに投入され、SK E&Sが確保した米国産シェールガスの輸送に使用される予定だ。

一方、国内の各造船会社はイランから船舶を受注するための交渉を進めており、最終的な結果が注目される。

主要外信によると、イランは韓国の各造船会社に約25億ドル規模の船舶発注を準備している。イラン側が発注しようとする船種はコンテナ船、ばら積み船、精油運搬船など多様であり、ジャッキアップ型リグ(油田開発の掘削設備)などの海洋プラントもある。イラン国営船会社のIRISL(Islamic Republic of Iran Shipping Lines)は1万4500TEU級コンテナ船3隻を発注する予定だ。この分野では現代重工業とサムスン重工業が受注競争を繰り広げている。ジャッキアップ型リグ5基は大宇造船が受注することが有力だ。
  • 毎日経済_パク・ヨンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-23 17:45:28




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