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サムスン電子の第2四半期の営業利益は7兆ウォン越え?…専門家の予想相次ぐ

サムスン電子 「四半期の利益7兆」奪回? 

  • サムスン電子の第2四半期の営業利益は7兆ウォン越え?…専門家の予想相次ぐ
  • < サムスン電子の株価の流れ / サムスン電子の営業利益推定値の変化 >

サムスン電子の第2四半期の業績に対する期待感が高まっている。アーニングサプライズを記録した第1四半期よりも営業利益が増えるという予想が多数でているなかで、営業利益が7兆ウォンを超えるという楽観的な見通しも相次いでいる。

24日、証券情報会社のエフアンドガイドによると、23日現在のサムスン電子の第2四半期の営業利益推定値(コンセンサス)は6兆7049億ウォンだった。これは第1四半期の業績発表前の3月末(5兆8176億ウォン)よりも15.3%上方修正されたものだ。同じ期間における2016年の年間営業利益コンセンサスも、23兆2597億ウォンから26兆3488億ウォンに13.3%上方修正された。

サムスン電子が第2四半期に7兆ウォン台の営業利益を上げると予想している証券会社は6ヶ所に達する。サムスン証券が第2四半期の営業利益推定値を6兆9400億ウォンから7兆1500億ウォンに上げたことをはじめ、ユージン投資証券、未来アセット大宇、韓国投資証券などが営業利益の規模を7兆200億ウォンから7兆1900億ウォンの間に予測した。このような見通しが現実化した場合、サムスン電子は2015年第3四半期に7兆3933億ウォンの営業利益を記録して以来、3四半期ぶりに営業利益7兆ウォン時代を迎えることになる。

専門家らは第1四半期に続き、第2四半期にもIM(IT・モバイル)部門が業績をリードすると予想した。サムスン証券のファン・ミンソン研究員は、「会社によると、携帯電話のマージンが全価格帯にかけて3~4%ポイント上昇しており、特に低価格製品のJシリーズのマージンが昨年下半期の4~5%から第2四半期は8~9%に上昇した」とし、 「携帯電話事業部の営業利益率は、第1四半期の14%レベルを第2四半期にも維持できるだろう」と述べた。

第1四半期に赤字を記録したディスプレイ事業部の場合、OLED部門の好調で損益が改善される見込みだ。家電事業部もエアコンシーズンの突入とテレビの新製品効果で損益は良くなると予想される。ただし、半導体部門は需要不振によるDRAMの価格下落が続き、利益の減少は避けられない見通しだ。

市場の関心は実績改善が株価上昇につながるかに集まっている。ユジン投資証券のイ・ジョン研究員は、「第2四半期の業績改善と自社株買いなどの株主還元政策の強化、優良な財務構造、実績の安定性などを考慮すると、今後のサムスン電子の株価は堅調な上昇を続けるだろう」と語った。

しかし、これ以上の株価上昇は難しいという指摘もある。以前とは異なり一回性の利益要因もなく、為替効果も否定的な方向に作用すると予想されるというものだ。

メリッツ総合金融証券のパク・ユアク研究員は、「下半期は実績減少が予想され、現在のレベルでサムスン電子の株価の追加上昇余力は大きくない」とし、「優先株を中心とした短期的な買い入れ接近が有効だ」と語った。サムスン電子はこの日、前取引日より1.2%(1万5000ウォン)安の127万1000ウォンで取引を終えた。
  • 毎日経済_ノ・ヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-24 23:48:47




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