トップ > 数字経済 > 企業 > サムスン、限界突破DNAを協力社に注入

サムスン、限界突破DNAを協力社に注入

サムスン電子が発掘した「2014強小企業」10社/資金・技術支援し、グローバル企業として育成 

テレビ枠と台座を作っていたある中小企業が、高級内装材・自動車部品に事業領域を拡大し始めた。米国と日本企業が掌握した半導体ウェーハ研磨装置の市場で国産化を試みていた別のある中小企業は、海外市場への進出を夢見ている。それらはアルミニウム表面処理の強者であるパボナイン(PAVONINE)と、ウェーハ研磨装置のCMPを生産するケイシーテック(KCTech)のことだ。

これらの共通点は、サムスン電子の協力会社として「限界突破」に成功した「強小企業」だという点だ。

スマートTVのフレームとスタンドを製作し、唯一サムスン電子だけに納品していたパボナインは2011年、316億ウォンの売上を記録した後、停滞の沼に落ちた。競合他社は日ごとに追ってくるような状況だった。パボナインのイ・ジェフン代表は跳躍の必要性を切実に感じ、サムスン電子に手を差し出した。サムスン電子はパボナインを強小企業候補社に選定し、開発・製造・購入・物流など、各分野の専門コンサルタント18人を投入して支援した。アルミ加工法と加工技術を伝授することも行った。ついにパボナインは85インチ以上の超大型テレビフレームの量産に成功し、アルミニウム表面処理技術の分野で世界1位に浮上した。これを土台にして単純な金属加工から脱し、デザイン先端技術をもとにしたデザイン素材会社に変身し、昨年の売上は1200億ウォン台に膨張した。今年からは高級内装材と自動車部品に拡大し、輸出を試みる計画だ。

ケイシーテックは2009年、斗山(トゥサン)メカテックの半導体装置事業部門を買収し、ウェハ研磨機器であるCMP設備市場に参入した。米国と日本企業が掌握している1兆ウォン市場を見て始めた事業だが、技術力について行くことができなかった。

サムスン電子は協力会社にエンジニアを派遣し、300回をこえる技術交流会議を持った。

ケイシーテックが開発した試作品をサムスン電子の半導体ラインでテストできるようにし、ウエハ製作と評価に必要な費用を無償で支援した。これに力を得たケイシーテックは国産化に成功し、国内市場を大挙ケイシーテック製品に変えていき、2013年にはCMP設備だけで230億ウォンの新規売り上げを上げた。今年は海外市場進出で530億ウォンの新たな売り上げがあるだろうと期待される。サムスン電子は今年、パボナインとケイシーテックを含めた強小企業10社を選定し発表した。凡進(ポムジン)、エーテックソリューション、DONG YANG E&P、ディーエーピー、MELFAS、Elentec、テラセミコン、PROTECHが主人公たちだ。サムスン強小企業は協力社の中から成長可能性を持ったところが選択され、多角度から支援を受ける。強小企業に選定されれば業界最高の技術力を認定されるのはもちろん、対外信用度とブランド名などの位相が高くなる。

サムスン電子は2011年から協力社中で強小企業候補社を発掘し、資金と技術者などのカスタマイズされた支援を実施した。こんかい選定された10社に総309億ウォンの資金を支援し、これら企業の売上は2011年の2兆5300億ウォンから2013年には3兆7000億ウォンに増えた。サムスン電子は25日、水原「サムスンデジタルシティ」でクォン・オヒョン代表取締役副会長、10の協力社代表などが参加した中で、強小企業選定式を開催した。クォン副会長は「強小企業を選定し、より大きな跳躍のための革新の足がかりとなり、世界市場で認定される技術を確保していくことを願う」と語った。

サムスン電子は、昨年は14社企業を、今年は10社企業を強小企業に選定したことに続き、来年までに50社の強小企業を育成する計画だ。
  • 毎日経済_イ・ジンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-25 17:10:24