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カトクのトークルーム内のWebアドレスをカカオが盗み見か?

未来創造科学部・放送通信委員会が調査を検討 

カカオトークで共有したWebアドレス(URL)がポータルサイト「Daum」の検索リストに晒されて論争が起きると、政府当局がサービス主体であるカカオに対する調査を断行するかを検討している。

未来創造科学部と放送通信委員会は2日、カカオ関係者を政府果川庁舎に呼び、カトクトークルームURL検索の波紋について真相把握に乗り出した。通信秘密保護法と個人情報保護法などの違反余地があり、カカオ側の説明を優先聴取することにした。政府は、検索に現れるURLの性格を綿密に調べた後、調査をするかどうかを決定する方針だ。

争点は、プライベートな空間で送受信したWebアドレスを検索ロボットが取りまとめ、検索資料として使ったことが、「盗聴」なのかということと個人情報の保護に違反しているかということだ。現行の法規下では、盗聴調査は未来創造科学部が担当し、個人情報保護法の違反調査は放送通信委員会が引き受けている。

盗聴は会話の内容を第三者が盗み聞きすることを意味する。通信保護法などの法令によれば、1~10年の懲役または最大1億5000万ウォンの罰金が課される可能性がある重大な事案だ。このため、未来創造科学部と放送通信委員会は、検索に晒されたWebアドレスがプライベートだとして考慮されるべき情報を含んでいるかどうかを重点的に調べる予定だと伝えられた。該当URLが万一ユーザー個人に関する情報を含んでいた場合、敏感な情報を外部に流す個人情報保護法の違反行為としても見ることができ、また、他の問題が派生するということだ。

カカオは先月中旬、このような検索の露出が知られながら論争が起きると、Twitter公式アカウントに「問題になったURLの検索を停止した」と釈明したことがある。また、会社のブログにも「検索結果の品質を高めるための措置だったが間違った決定だった」と、再び問題のURLを削除したことを強調した。

カカオは2年前にも、捜査機関のカカオトークの会話内容の盗聴事実が明らかになり、世論の袋叩きに遭ったことがある。
  • 毎日経済 イ・ソンヒ記者 / イ・ギョンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-02 17:27:31




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