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シングル族を狙う食品業界…小容量製品が続々登場


  • シングル族を狙う食品業界…小容量製品が続々登場
△写真=食品業界がシングル族を狙って発売した低用量・小包装製品。オリオンが発売したチョコパイ、カスタードなどの人気のパイ4種の2個入り製品(左)とセブン-イレブンのアップルスイカ。

一人暮らしの「シングル族」が毎年増加傾向を見せながら、食品業界が彼らを狙った低容量・小包装製品を相次いで発売している。

14日、関連業界によると、オリオンはチョコパイ、カスタードなどの人気のパイ4種を2個入り小包装製品として分けて発売した。 24個入・36個入りの大容量専用だった既存の製品から、1人で食べるのに負担がない小包装製品として商品群を拡大したものだ。オリオンの関係者は、「最近、近くのコンビニを好んで訪れる1人世帯が増え、小包装製品に対する消費者の要求が繋がった」とし、「一度に食べる量を考慮して小型製品を開発した」と伝えた。

ピングレは、自社代表アイスクリームのトゥゲザーを1人基準に合わせた製品として新たに発売した。トゥゲザー発売以来42年ぶりに発売した小容量製品で、既存のオリジナル(900ミリ)容量の約8分の1レベル(110ミリ)だ。

小包装製品だけでなく、サイズを小さくした果物まで登場した。セブン-イレブンは、一般的なスイカよりも小さいアップルスイカを出し、トレンドに加勢した。一人暮らしのシングル族に大容量製品や果物の購入が負担だという不満を受けて、小さいサイズに品種改良されたものだ。

統計庁によると、1人世帯の割合は1990年の9.0%から2010年には23.9%へと急激に増加した。昨年、初めて1人世帯数が500万人を突破した。30年前の約60万人規模から8倍以上増えた数値だ。このまま行けば、2020年には1人世帯数が全600万人を超えるという見通しも出てきている。自己のための消費を惜しまないシングル族が新しい消費主体として名を上げたわけだ。

実際、食品メーカーが容量とサイズを1人基準に合わせると、関連商品の人気が高まるなどとシングル族狙いのマーケティング効果を正確に示している。昨年にオリオンが人気商品である「コレバプ」の容量を従来の56グラムから40グラムに減らすなど、低用量製品に路線を変えると、販売量が急増した。今年1~4月の累積売上高は前年同期比で20%増加の94億ウォンを記録した。セブン-イレブンもまた、小型の果物製品を繰り広げると、関連売上高が前年比で43.3%増加するなどと毎年2桁の成長を続けている。

ある業界関係者は、「一人暮らしのシングル族は少量の購入を好み、簡単に購入しようという特徴を見せる」とし、「大容量で愛された製品が小包装・低容量で新たに発売されるということは、それだけ1人用製品の需要が高まったということだ」と説明した。
  • 毎日経済デジタルニュース局 キム・スルギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-14 15:12:34




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