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「香港H株指数先物」韓国で売り買い…早ければ今年の年末から


  • 「香港H株指数先物」韓国で売り買い…早ければ今年の年末から
  • < 増える国内投資家のH株指数先物取引 >

香港の代表指数である香港ハンセン中国企業指数(HCEI/H株指数)先物が、早ければ今年の年末から韓国で直接売買できるようになる。香港ではミニコスピ200先物(Mini KOSPI 200 Futures)が取引される予定だ。 H株指数の海外取引所への上場は今回が初めてだ。

韓国去来所(KRX)は21日、香港取引所(HKEX)と指数先物商品と交差上場を含む、包括的な事業提携推進の意向書(LoI)を締結した。双方の取引所は「香港H株指数とミニコスピ200先物の交差上場を優先的に推進し、長期的な観点から段階的に協力事業を拡大していくことで合意した」と明らかにした。韓国去来所は監督機関の承認を経て、早ければ今年の年末から交差上場が可能になると見込んでいる。

先立って、韓国去来所はヨーロッパデリバティブ取引所(Eurex)と交差上場契約を結んでおり、来る27日にユーロ・ストックス50先物を国内証券市場に上場することにした。

H株指数先物の交差上場も同様の方式になる見込みだ。ユーロ・ストックス50先物と同様に、H株指数先物は国内取引時間に香港ドルへの両替なしにウォンで直接取引できる方案が最も有力だ。

これにより「国民財テク」株価連携証券(ELS)のリスク管理(ヘッジ)がいっそう容易になる見通しだ。国内で発行されているELSの基礎資産として最も多く利用されている指数であるユーロ・ストックス50とH株指数に対して、国内でヘッジできる手段が生じたからだ。昨年に発行されたELSのうち、基礎指数としてユーロ・ストックス50とH株指数を活用した割合はそれぞれ90%と84%(複数発行を含む)で、2つの指数が圧倒的な1・2位を占めた。

これまで国内の各証券会社がH株指数を活用したELS発行を増やしたことによる副作用も少なくなかった。

国内投資家のH株指数先物取引の規模は、昨年は1388億ドルにまで高騰し、前年比で3倍以上増加した。今年の初めのように中国の株式市場が急落する場合に、投資家だけでなく各証券会社も莫大な損失をこうむることで、ヘッジコストも大幅に増えた。

しかしH株指数先物が国内に上場された場合、海外に流れるヘッジコストを国内にまわせることができるだけでなく、リアルタイムですばやい対応が可能になる見込みだ。韓国去来所はH株指数先物の国内上場以後1~2年以内に、少なくとも5~10%以上のヘッジコストを国内で解決することができると見込んでいる。
  • 毎日経済 _ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-21 19:21:07




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