トップ > 数字経済 > マーケット > 「バブル崩壊」のアウトドア、撤退ラッシュ…次々に事業放棄
ファッショングループヒョンジ（hyungji）は、売上不振に悩まされているアウトドアブランドのノースケイプ（NorthCape）を5年めで撤収することに電撃決定した。婦人服のPATで有名なピョンアングループも、今回の夏シーズンを最後にキャンプ・アウトドアブランドのオフロード（OFFROAD）をたたむ。不況の余波で昨年に始まったファッション業界の「アウトドアエグジット（Outdoor Exit）」は現在、頂点に至った。
業界によると23日、ファッショングループヒョンジは今月初めから全国70余りのノースケイプ店の店主にブランド撤退を通知し、今後の計画を策定中だ。
ヒョンジの関係者は、「当分のあいだ在庫物品を供給して営業を維持するが、向後はヒョンジの他のブランドに店を切り替える場合にはできるだけ支援する」と明らかにした。
ノースケイプは1973年にイギリスで誕生したブランドだ。 2011年に国内事業権を確保したヒョンジは、翌年に店舗をオープンして本格的に営業を開始した。当時、国内のアウトドア産業が急成長していたので、婦人服中心のポートフォリオを持っていたヒョンジは事業多角化のためにアウトドアを選択した。
しかし2013年からアウトドア市場の萎縮傾向がみられはじめ、差別化戦略なしに無分別に飛び込んだ中小型ブランドは深刻な不振に陥った。昨年、フィラ（FILA）ブランドのフィラアウトドア（FILA OUTDOOR）がなくなり、クムガン製靴が運営していたヘリーハンセン（HELLY HANSEN）も国内営業が中断された。新世界インターナショナルもまたサロモン（salomon）ブランドの事業をたたんだ。ノースフェイス（NORTH FACE）が運営していたエーグル（AIGLE）は、アウトドアから「ライフスタイルウェア」へ方向を変えただけでなく、運営主体をひとつにしてブランド撤退と運営主体の変更など混乱が続いている。
昨年、ノースケイプは広告モデルとして俳優パク・ソジュンを活用し、ファンサイン会などさまざまなイベントを開いたりドラマのPPL（間接広告）も活発に行ったが、一部製品の一時的な販売に効果があっただけだ。
ヒョンジの関係者はノースケイプ撤退に対し、「アウトドア市場がさらなる成長を期待できない状況で、うまくいかないブランドを迅速に整理して、うまくいっているブランドに集中するという意図」だと説明した。安定した実績をあげているクロコダイルレディー（CROCODILE LADY）とシャトレーヌ（Chatelaine）などの婦人服と、昨年に買収した靴ブランドのエスクァイア（Esquire）、最近爆発的に成長したゴルフウェアブランドのカステルバジャク（CASTELBAJAC）に集中するという話だ。
ピョンアングループ子会社であるパル株式会社が2012年から運営してきた「オフロード」は約50店舗をかかえているが、アウトドアの急冷に耐え切れずにブランドを整理することを決めた。
アウトドアに希望を失った衣類業者は、ゴルフウェアとアスレジャー（Athleisure／スポーツウェアと普段着の境界を崩した服）に押し寄せている。
ファッション業界によると、昨年と今年だけでも13種にも及ぶゴルフウェアの新ブランドがすでに発売されたり、ローンチを控えている。今年はLPGA（エムケイトレンド）、VIVA HEART（イ・ドンスF&G）、SUPERDUPER（リーハンスポーツ）、TREBISE（オンユーアパレル）、KJUS（チュースコリア）、Mckayson（MCSスポーツ）、Volvik（ウェビス）、WAAC（コーロンインダストリー）など8つのブランドが新登場あるいはローンチを控えている。
カジュアルブランドのTBJとバカルー（BUCKAROO）などで知られるファッションメーカーのエムケイトレンドは、昨年LPGAとライセンス契約を締結してゴルフウェアブランドのLPGAを出荷する。 LPGAの公式ロゴを採用したゴルフウェアとゴルフアクセサリーを発売する計画だ。
「バブル崩壊」のアウトドア、撤退ラッシュ…次々に事業放棄
サロモンに続きノースケイプとオフロード
< アウトドア成長率急転直下 >
業界によると23日、ファッショングループヒョンジは今月初めから全国70余りのノースケイプ店の店主にブランド撤退を通知し、今後の計画を策定中だ。
ヒョンジの関係者は、「当分のあいだ在庫物品を供給して営業を維持するが、向後はヒョンジの他のブランドに店を切り替える場合にはできるだけ支援する」と明らかにした。
ノースケイプは1973年にイギリスで誕生したブランドだ。 2011年に国内事業権を確保したヒョンジは、翌年に店舗をオープンして本格的に営業を開始した。当時、国内のアウトドア産業が急成長していたので、婦人服中心のポートフォリオを持っていたヒョンジは事業多角化のためにアウトドアを選択した。
しかし2013年からアウトドア市場の萎縮傾向がみられはじめ、差別化戦略なしに無分別に飛び込んだ中小型ブランドは深刻な不振に陥った。昨年、フィラ（FILA）ブランドのフィラアウトドア（FILA OUTDOOR）がなくなり、クムガン製靴が運営していたヘリーハンセン（HELLY HANSEN）も国内営業が中断された。新世界インターナショナルもまたサロモン（salomon）ブランドの事業をたたんだ。ノースフェイス（NORTH FACE）が運営していたエーグル（AIGLE）は、アウトドアから「ライフスタイルウェア」へ方向を変えただけでなく、運営主体をひとつにしてブランド撤退と運営主体の変更など混乱が続いている。
< 事業たたむアウトドアブランド >
ヒョンジの関係者はノースケイプ撤退に対し、「アウトドア市場がさらなる成長を期待できない状況で、うまくいかないブランドを迅速に整理して、うまくいっているブランドに集中するという意図」だと説明した。安定した実績をあげているクロコダイルレディー（CROCODILE LADY）とシャトレーヌ（Chatelaine）などの婦人服と、昨年に買収した靴ブランドのエスクァイア（Esquire）、最近爆発的に成長したゴルフウェアブランドのカステルバジャク（CASTELBAJAC）に集中するという話だ。
ピョンアングループ子会社であるパル株式会社が2012年から運営してきた「オフロード」は約50店舗をかかえているが、アウトドアの急冷に耐え切れずにブランドを整理することを決めた。
アウトドアに希望を失った衣類業者は、ゴルフウェアとアスレジャー（Athleisure／スポーツウェアと普段着の境界を崩した服）に押し寄せている。
ファッション業界によると、昨年と今年だけでも13種にも及ぶゴルフウェアの新ブランドがすでに発売されたり、ローンチを控えている。今年はLPGA（エムケイトレンド）、VIVA HEART（イ・ドンスF&G）、SUPERDUPER（リーハンスポーツ）、TREBISE（オンユーアパレル）、KJUS（チュースコリア）、Mckayson（MCSスポーツ）、Volvik（ウェビス）、WAAC（コーロンインダストリー）など8つのブランドが新登場あるいはローンチを控えている。
カジュアルブランドのTBJとバカルー（BUCKAROO）などで知られるファッションメーカーのエムケイトレンドは、昨年LPGAとライセンス契約を締結してゴルフウェアブランドのLPGAを出荷する。 LPGAの公式ロゴを採用したゴルフウェアとゴルフアクセサリーを発売する計画だ。
- 毎日経済_パク・イネ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2016-06-30 06:01:56
