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ハンファ、米エンジン部品メーカー買収…世界的防衛産業グループに育てる
1年前、サムスンとのビッグディールを通じて防衛産業部門の規模を大きくしたハンファグループは、防衛産業分野の中でも収益性の良いエンジン事業を集中的に育てて、グローバルメジャーに跳躍するという戦略を立てた。
ハンファグループはこのために今年の下半期から、最大1兆ウォン規模の米国中型エンジン部品メーカーの買収・合併（M&A）に乗り出す計画だ。海外優良企業に対するM&Aを通じて規模を拡大しながら、エンジンなど高付加事業での収益性を高めるという戦略だ。そのための手順として、まず世界的エンジン市場の「インナーサークル」に加入するという方針だ。
昨年6月29日、当時のサムスンテックウィン・タレス（現ハンファテックウィン・タレス）は株主総会を開き、ハンファに看板を付け替えて公式に発足した。 「（株）ハンファ（弾薬・誘導兵器）・テックウィン（航空機・艦艇エンジン）・タレス（レーダー）」につながる防衛産業のつながりを組み合わせ、一躍防衛産業で売上げ4兆ウォンに迫る国内1位のグループに浮上した。
▶ 世界的なエンジンメジャーへの進出
航空機エンジンは防衛産業の花と呼ばれる。最高技術が蓄積されてこそ生産が可能なだけに、利益率も高い。ブルームバーグによると、世界的な3大エンジンメジャーのGE、ロールス・ロイス、P&W（プラット・アンド・ホイットニー／Pratt & Whitney）の今年の予想株主資本利益率（ROE）は平均16％に達している。ハンファ防衛産業もエンジン事業が主軸だ。グループの中核であるハンファテックウィンの昨年の売上げ（2兆6134億ウォン）のうち、40％はエンジン部門から出てきた。
しかし国内市場は限定的だ。韓国航空宇宙産業とブルームバーグによると、韓国の航空機製造業の市場規模は2億7000万ドルで世界市場の0.6％に過ぎない。
ハンファが米国メーカーのM&Aを通じて「エンジンメジャーリーグ」に飛び込もうとする理由がここにある。ハンファの関係者は、「エンジンメジャーになるためには、20～30年のあいだ蓄積された技術のトラックレコード（実績）が必要で、短期間にこれを満たすことは容易ではない」とし、「グローバルなエンジンバリューチェーンの上位にある企業を合併し、一気にインナーサークルに飛び込む方針」だと語った。
現在、GEとロールス・ロイスとP&Wなどのグローバルエンジンメーカーは、国際共同開発事業（RSP）などの事前の契約により、限られた企業から部品供給を受けている。ハンファが主にM&Aを推進している企業は、3大メジャーバリューチェーンの2次サプライヤーだと伝えられた。売上げが5000億～1兆ウォン台の5社があがっている。ハンファの関係者は「M&Aを通じてエンジン技術を蓄積し、最終的にはエンジンの核心であるタービンの製作技術まで確保するのが目標」だと説明した。
▶ 斗山の防衛産業の買収でさらに拡大
最近1年のあいだハンファは国内企業のM&Aで、弾薬からレーダーまでの防衛産業総合ラインを備えた。
これまでの弾薬・誘導兵器を主力に生産していた（株）ハンファ防衛産業部門に、テックウィンの砲兵武器・エンジン、タレスのレーダーが加わって、最近には斗山グループの防衛産業部門だった斗山DST（現ハンファディフェンス）を吸収し、対空兵器システムや装甲車の生産能力までを備えている。
これにはグループの母胎の防衛事業で実績の成長を成し遂げるという金升淵（キム・スンヨン）ハンファ会長の「速度戦」の意志が強く反映されたという裏話だ。
2014年、ハンファグループ内の防衛産業部門の売上げは1兆2430億ウォンで、営業利益は1243億ウォンに止どまったが、タレスとテックウィンが加わった昨年の年間売上げは3兆9397億ウォンで、3倍以上に膨れ上がった。
ここにハンファディフェンスが加わり、今年の売上げの規模は4兆ウォンを超えると予想される。昨年のハンファディフェンスの売上げは6932億ウォンで、営業利益率は5.9％に達する。ハンファは従前の砲兵武器にハンファディフェンスの対空兵器発射システムを加えて海外輸出を狙う計画だ。
ハンファの関係者は「内需市場が限定的なので、最終的に輸出市場を開拓するしかない」とし「ハンファディフェンスは輸出武器の高付加価値への戦略的布石になるだろう」と語った。
ハンファ、米エンジン部品メーカー買収…世界的防衛産業グループに育てる
< グローバル航空部品市場の見通し / ハンファグループ防衛産業部門の実績 >
ハンファグループはこのために今年の下半期から、最大1兆ウォン規模の米国中型エンジン部品メーカーの買収・合併（M&A）に乗り出す計画だ。海外優良企業に対するM&Aを通じて規模を拡大しながら、エンジンなど高付加事業での収益性を高めるという戦略だ。そのための手順として、まず世界的エンジン市場の「インナーサークル」に加入するという方針だ。
昨年6月29日、当時のサムスンテックウィン・タレス（現ハンファテックウィン・タレス）は株主総会を開き、ハンファに看板を付け替えて公式に発足した。 「（株）ハンファ（弾薬・誘導兵器）・テックウィン（航空機・艦艇エンジン）・タレス（レーダー）」につながる防衛産業のつながりを組み合わせ、一躍防衛産業で売上げ4兆ウォンに迫る国内1位のグループに浮上した。
▶ 世界的なエンジンメジャーへの進出
航空機エンジンは防衛産業の花と呼ばれる。最高技術が蓄積されてこそ生産が可能なだけに、利益率も高い。ブルームバーグによると、世界的な3大エンジンメジャーのGE、ロールス・ロイス、P&W（プラット・アンド・ホイットニー／Pratt & Whitney）の今年の予想株主資本利益率（ROE）は平均16％に達している。ハンファ防衛産業もエンジン事業が主軸だ。グループの中核であるハンファテックウィンの昨年の売上げ（2兆6134億ウォン）のうち、40％はエンジン部門から出てきた。
しかし国内市場は限定的だ。韓国航空宇宙産業とブルームバーグによると、韓国の航空機製造業の市場規模は2億7000万ドルで世界市場の0.6％に過ぎない。
ハンファが米国メーカーのM&Aを通じて「エンジンメジャーリーグ」に飛び込もうとする理由がここにある。ハンファの関係者は、「エンジンメジャーになるためには、20～30年のあいだ蓄積された技術のトラックレコード（実績）が必要で、短期間にこれを満たすことは容易ではない」とし、「グローバルなエンジンバリューチェーンの上位にある企業を合併し、一気にインナーサークルに飛び込む方針」だと語った。
現在、GEとロールス・ロイスとP&Wなどのグローバルエンジンメーカーは、国際共同開発事業（RSP）などの事前の契約により、限られた企業から部品供給を受けている。ハンファが主にM&Aを推進している企業は、3大メジャーバリューチェーンの2次サプライヤーだと伝えられた。売上げが5000億～1兆ウォン台の5社があがっている。ハンファの関係者は「M&Aを通じてエンジン技術を蓄積し、最終的にはエンジンの核心であるタービンの製作技術まで確保するのが目標」だと説明した。
▶ 斗山の防衛産業の買収でさらに拡大
最近1年のあいだハンファは国内企業のM&Aで、弾薬からレーダーまでの防衛産業総合ラインを備えた。
これまでの弾薬・誘導兵器を主力に生産していた（株）ハンファ防衛産業部門に、テックウィンの砲兵武器・エンジン、タレスのレーダーが加わって、最近には斗山グループの防衛産業部門だった斗山DST（現ハンファディフェンス）を吸収し、対空兵器システムや装甲車の生産能力までを備えている。
これにはグループの母胎の防衛事業で実績の成長を成し遂げるという金升淵（キム・スンヨン）ハンファ会長の「速度戦」の意志が強く反映されたという裏話だ。
2014年、ハンファグループ内の防衛産業部門の売上げは1兆2430億ウォンで、営業利益は1243億ウォンに止どまったが、タレスとテックウィンが加わった昨年の年間売上げは3兆9397億ウォンで、3倍以上に膨れ上がった。
ここにハンファディフェンスが加わり、今年の売上げの規模は4兆ウォンを超えると予想される。昨年のハンファディフェンスの売上げは6932億ウォンで、営業利益率は5.9％に達する。ハンファは従前の砲兵武器にハンファディフェンスの対空兵器発射システムを加えて海外輸出を狙う計画だ。
ハンファの関係者は「内需市場が限定的なので、最終的に輸出市場を開拓するしかない」とし「ハンファディフェンスは輸出武器の高付加価値への戦略的布石になるだろう」と語った。
- 毎日経済_キム・ジョンファン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2016-06-30 08:17:24
