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人気を集めるインドネシア株…新興アジアに関心向ける個人投資家

アジア株への直接投資に乗り出した「アリ」たち 

  • 人気を集めるインドネシア株…新興アジアに関心向ける個人投資家
  • < 証券会社が推薦するインドネシア代表銘柄 >

先月、NH投資証券が業界初で開設したインドネシア株式オンラインマーケティングサービスが、収益率に渇きを覚える個人投資家から人気を集めている。アリ(個人投資家)たちもホームトレーディングシステム(HTS)を通じて、容易にインドネシア株式を売買できるようになったのだ。サービスを開始してから1カ月で、インドネシア株式取引代金は以前よりも2.5倍に急増した。

先月末、ソウル市汝矣島のNH投資証券本社で開かれた「インドネシア投資説明会」には、個人投資家200人あまりが参加し盛況を成した。

イ・チャンモクNH投資証券リサーチセンター長は、「インドネシアに対する外国人投資が底を打ち、再び生き返る傾向」だとし、「年5~6%の安定した経済成長率、十分な労働力、原材料価格の上昇の恩恵を考えると、新興国の中でインドネシアが最も有望だと思う」と述べた。

個人投資家が新興アジアの投資に関心を持ち始め、証券会社も素早く動いている。 NH投資証券は4日、インドネシア国営銀行BRI、インドネシア最大の通信事業者PTテレコミュニカシ・インドネシアなど、有望業種の代表走者5つを推薦種目として発表した。

実際に先進国から発する景気不安が激しくなり、中国・ベトナムなどのアジアへの直接投資が増加する一方で、米国やカナダなどの先進国は減少する傾向にある。

企画財政部によると、今年の第1四半期のアジアへの直接投資額は29億5000万ドルで、前年同期比で64.3%増加した。一方、北米への直接投資額は27億3000万ドルで10.9%減少した。アジアの中でも香港(378.4%)、中国(93%)、ベトナム(36.3%)への直接投資の増加が目立った。

一方、ブレクジットが発する衝撃で欧州株に対する直接投資額は大幅に減っている。韓国預託決済院によると、今年の第2四半期時点で国内居住者のユーロ株式預託残量は7100万ドルで、今年の第1四半期(5億6500万ドル)に比べて87%減少した。
  • 毎日経済_カン・ドゥスン記者/ペ・ミジョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-07-04 17:55:56




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