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経済専門家55人が異口同音「韓国経済の継続は難しい」


  • 経済専門家55人が異口同音「韓国経済の継続は難しい」
△写真=14日、国会で開かれた第20代国会開院記念セミナー「韓国経済の診断と解決法」で参加者が発言している。[イ・チュンウ記者]

韓国の経済専門家たちは、高齢化・低出産、投資不振、構造調整の失敗という3つの対内要素を韓国経済成長率の下落の原因と言及した。

14日に国会予算政策処主催で国会で開かれた第20代国会開院記念「韓国経済の診断と解決法」という討論会で、韓国ギャラップは予算政策処の依頼を受けて、経済財政の専門家55人を対象にしたアンケートの結果を公開した。専門家たちは、国内経済成長率の下落の主な対内的要因を挙げてほしいという質問に、30.9%が高齢化・低出産による人口構造の変化を指摘し、続いて、企業の投資不振(25.5%)、産業構造調整の失敗・新成長動力の未確保(18.2 %)が後に続いた。対外的要因としては、60%が世界の景気後退と答えた。また、アンケートの回答者全員がこのような理由から、韓国の低成長は続くだろうと見通した。

この日、討論者として出たキム・ジュンギョン韓国開発研究院長は、「成長率が過去20年間、低下している傾向だ」とし、「グローバル金融危機以降、政府は低金利、政策金融を通して、不良企業を整理しないまま延命させた。今回の造船業の構造調整は試金石になるだけに、1つ目のボタンを上手く掛け止めるべきだ」と強調した。ユ・ビョンギュ産業研究院長は、今年の景気を上高下低と予想した。彼は「昨年の韓国の輸出は前年比で8%減少したが、12大主力業種は10%も減少した」とし、「今年の下半期にも対内外の環境が悪化する見通しであるため、上高下低という景気パターンが続くものと見られる」と説明した。これに対してパク・ヒョンス韓国租税財政研究院長は、「昨年末をピークに、韓国の経済は下降局面に入った」とし、「日本のように低成長が固定化する懸念が大きいだけに、パラダイムを追求型の経済から先導型の経済に転換しなければならない」と伝えた。

また、パン・ハナム前雇用労働部長官(現韓国労働研究院長)は、「成長が雇用を率いるというつながりが弱まった」とし、「良質の雇用創出のためには、労働市場の硬直性と労働市場内の不平等を解消することが重要だ」と話した。

規制改革に対する注文も続いた。司会を務めたキム・ジュンギ国会予算政策処長は、「周辺の外国人は『韓国が政策の競演場のように見える。政府の対策が非常に多い』と指摘をする」とし、「政府が実効性のある対策のためにでも選択と集中をしなければならない」と強調した。これに対してチェ・ギョンソン毎日経済新聞論説委員は、「経済が一番難しいのは、不確実性だ」とし、「政府の一方では投資の活性化を言いながら、一方では(検察などが)暴く。このような状況では、適切な投資が難しい」と指摘した。
  • 毎日経済 イ・サンドク記者 / アン・ビョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-07-14 15:05:42




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