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LG電子、テレビにwebOS搭載 映画・放送・インターネットをホームボタン一つで選択

開発の主役ファン・ヂョンファン常務「テレビの操作、簡単でこそ」 

来年から国内に出荷されるすべてのLG電子テレビは「webOS(ウェブオーエス/駆動システム)テレビ」として出る。

LG電子は、超高画質(UHD)テレビや有機発光ダイオード(OLED)テレビ・曲面・平面テレビの区分なく、すべてのテレビにLGの独自的なテレビ駆動システムであるwebOSを基本で搭載することにした。

今後、すべてのテレビが「webOS」を搭載したスマートテレビになる。LG電子ホームエンターテイメント(HE)事業本部のファン・ヂョンファン常務(写真)は、「webOSテレビは一般のスマートテレビと次元が異なる製品」だとし、「国内だけでなく、世界市場向けの生産製品も、来年から90%までwebOSテレビとして出す予定」だと明らかにした。ファン常務はwebOSテレビの開発を主導した主人公だ。本来、webOSはグーグルのアンドロイドのようにモバイル運営システムだった。2009年から米国のPalm、ヒューレットパッカード(HP)などがwebOSを利用したモバイル機器をつくったりもした。しかし昨年2月25日、LG電子がHPからwebOSを買収し、テレビのための運営システムに再誕生させたというわけだ。

webOSテレビは事実、「スマートテレビ」というよりは「シンプルテレビ」にさらに近い。スマートテレビを購入した人の中で、これをきちんと使用する人は3%にもならない。さらにはスマートテレビを買って、インターネットを一度も試さない人が70%を越える。スマートフォンを買って電話だけかける人と同じだ。webOSテレビはこのような人のために出た製品だ。

ファン常務は、「テレビは基本的に個人用デバイスではない。皆が一緒に見るものなので、スマートである必要がない。webOSがテレビの本質に戻って、すべての機能をシンプルに変えたのはこのため」だと明らかにした。webOSテレビはリモコンを見ただけでもその差を直感できる。ほとんどのスマートテレビについてくるリモコンはボタンでいっぱいだ。ずっと使用していると、このボタンがどのような機能をするのか分かるようになるだろうが、それまでは多くの努力が必要だ。

一方、webOSテレビのリモコンは本当に簡単だ。真ん中にあるホームボタン一つですべてできる。IPTVで映画をダウンロードして見ていて地上波テレビを見るためには、映画から抜け出してテレビに移り、もう一度見ていた部分を探すという具合の複雑さが全くない。ホームボタンを一度だけ押せば、初期画面に安全に戻ることができる。誰かが教えてくれなくてもリモコンを手に握った瞬間、すぐに分かるようになる。

webOSテレビがスマートテレビ業界を再編するほどの革新的な製品だということは、すでに去る1月に米国消費者家電博覧会(CES)の時から数回、革新賞を受賞して証明された。

webOSテレビがスマートテレビ業界を再編するほどの革新的な製品であることは明らかだ。しかし、問題はスマートフォンとの競争だ。

ファン常務は、「テレビの基本属性はもたれて座って休むものだが、スマートフォンの基本的な機能は仕事と通信」だとし、「テレビ本来の機能に忠実な製品をつくり出せば、顧客は十分に求めるだろう」と強調した。
  • 毎日経済_ハン・イェギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-22 17:37:55




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