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SKハイニックス、SSD市場で挑戦状...DRAMオールイン戦略に修正

2013年 SSD市場シェア 

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SKハイニックスが、この下半期にSSD(ソリッドステートドライブ)市場へ本格的に飛び込む。SKハイニックスは22日、早ければ第3四半期内に企業サーバー用SSD製品を初めてリリースする計画だと明らかにした。SSDは、処理速度が速くなった大容量USBメモリと類似したもので、これまでの主力保存装置だったハードディスクドライブを速い速度で代替し、市場が急成長している。

SKハイニックスは世界の半導体業界で4・5位を争う企業だが、DRAMメモリ半導体に注力していたせいで、SSD市場では存在感が微々たるものだった。世界のSSD市場はサムスン電子が市場シェア率26%で1位、インテルが18%で2位、サンディスクと東芝がそれぞれ15%と10%のシェアで後に続いている。このため、SKハイニックスのSSD製品の出荷は、世界のSSD市場で地殻変動を煽るものと予想される。現在ではサムスン電子のSSDが技術力で先行しているが、後発走者のSKハイニックスが低価攻勢を繰り広げればサンディスクと東芝はもちろん、サムスン電子とインテルが掌握している市場にも影響をおよぼすかもしれないからだ。

SSDの主要部品はNAND型フラッシュとDRAM、そしてこれを制御するコントローラーで構成されている。DRAMとNAND型フラッシュは、SKハイニックスが世界市場でそれぞれ2位と4位を占めている製品なので競争力がある。

2012年、米国のコントローラー開発メーカーのLAMD社を買収し、コントローラーの設計とソフトウェア開発を担当する「フラッシュソリューションデザインセンター」を設立するなど、SSD製品開発のために投資を続けてきた。

市場調査機関のコンピューフォーキャストによると、ハードディスク市場は昨年の265億ドルから2018年に229億ドルに減る反面、SSD市場は昨年の89億ドルから2018年には218億ドルに増加するものと展望される。SKハイニックスの決定は、次世代メモリ市場でも影響力を失わないという意図であると同時に、DRAM中心の生産と販売からNAND型フラッシュやSSDなどへ、メモリ製品を多様化しようとする試みにみえる。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-22 17:31:24




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