サムスン、革新DNA覚ます来年の3大キーワード

新マッハ経営・超格差・CSV/1泊2日の経営戦略ワークショップ、社長団40余名最終討論/7年ぶりに復活した「新マッハ経営」 

サムスングループの社長団40余名が「マッハ経営」「超格差」「CSV(共有価値創出)」を主題にみっちりと討論した。

サムスングループ主要系列社の社長団と未来戦略室チーム長は23日、京畿道竜仁(ヨンイン)のサムスン人力開発院ホアム館で、来年の事業戦略を共有する1泊2日の経営戦略ワークショップを開き、「来年は根本的な変化が必要であり、技術と経営システムに革新が至急」という認識を共有した。

今回のワークショップでは特に変化と革新手段として「マッハ経営」が再照明された。「マッハ経営」は李健煕会長が2006年に社長団会議で提案したもので、ジェット機が音速(1マッハ=秒当たり340メートル)を突破しようとすれば単純に速度を高めるのではなく、設計図はもちろんエンジン、素材、部品をすべて変えなければならないという意味で、根本的な体質改善を要求する話題だ。

CSVもサムスン社長団が実現しなければならない課題として挙論された。サムスンが1位以上の価値を具現するためには国民に愛され、世界人に愛されるブランドにならねばという背景からだ。

ワークショップは未来戦略室長であるチェ・ジソン(崔志成)副会長主宰で進められ、チャン・チュンギ(張忠基)未来戦略室次長と未来戦略室チーム長10名余り、サムスン電子、サムスン生命、サムスン物産などの主要系列社の最高経営者(CEO)30名が参加した。ワークショップ初日の23日には電子と化学、重工業、建設など、部門別系列社の社長らが来年の事業環境と戦略を点検し、合宿と合わせて深夜討論を経た後の24日には、具体的な事業方案を出して討論する。ワークショップはチェ・ジソン未来戦略室長の赴任以後、昨年に引き続いて今年は2回目として開かれた。昨年は創造経営・分かち合い経営・遵法経営が経営戦略ワークショップの主題であり、出退勤しながら二日にかけて開かれた。李健煕会長とイ・ジェヨン(李在鎔)サムスン電子副会長、イ・ブジン(李富真)ホテル新羅社長、イ・ソヒョン(李敍顕)サムスンエバーランド社長など、オーナー一家はワークショップに参加しなかった。

サムスングループ社長団ワークショップの討論で一番多く登場した単語は「超格差」「マッハ経営」「CSV(共有価値経営)」「変化」「危機」だった。サムスングループの社長らは、サムスン電子が今年史上最大の実績をおさめるなど、成長が頂点に達したと判断した。したがって、既存の方式ではこれ以上成長する余力がないというのが「危機」の本質であり、これを打開するためには「変化」が切実だという認識をワークショップで共有した。

サムスンに必要な根本的な変化と革新の手段として「マッハ経営」が再誕生した。マッハ経営はすでに2006年3月、李健煕会長が電子系列社の社長団との会議で注文した内容だ。

「マッハ」は音速ジェット機の速度を測定する単位だ。2006年、李会長が「マッハ経営」を叫んだ時は「速度経営」を意味した。ソニ-、インテル、アップルなどのグローバル1位企業に速く追い付こうという意味が強かった。

しかし2013年の「マッハ経営」は異なる意味が込められた。航空機がマッハの速度で飛ぶためには、単純にエンジン出力だけ高めれば良いのではなく、熱と抵抗に耐えることができる材質と構造を備えなければならない。そのような意味で、サムスンもマッハ経営にふさわしい体質と組職に革新しなければならないというわけだ。

マッハ経営がほぼ7年ぶりにまた復活したことは、サムスンが李会長の提示した「マッハ経営」を果たせなかったという評価と、それに対する反省から始まった。今年、サムスン電子は史上最大の実績をあげたが、電子以外の系列社は期待以上の成果を見せることができなかったし、建設・金融系列社は実績さえ不振で、サムスンの未来と今後の食い扶持に対して依然として不安感を与えているからだ。

サムスングループが今年おさめた利益の中で93%がサムスン電子に偏っているし、サムスン電子もまた第4四半期の実績が期待を超えられないという見込みが出るなど、危機信号が感知されている。
  • 毎日経済_ソン・ヂェグォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-23 17:35:27