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イーランド、衣類ブランド「ティニーウィニー」を中国Vグラスに売却


  • イーランド、衣類ブランド「ティニーウィニー」を中国Vグラスに売却
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衣類ブランド「ティニーウィニー」を中国のファッションメーカーのVグラス(V-GRASS)に約1兆ウォン台で売却し、流動性を確保したイーランドグループは、キムスクラブ売却などの付加的な事業売却は、当分のあいだ進めないことにした。ティニーウィニー売却による売上げの減少分は、中国市場内の流通チャネルの強化とオンライン流通で埋める方針だ。

イーランドは2日、ケンジントンホテル汝矣島で開かれた記者懇談会で、「最も重要な」ブランドにあげられるティニーウィニーの売却によって生じる売上げのすきまを、中国内の流通とEコマース(E-Commerce)事業の強化を通じて埋めると明らかにした。ティニーウィニーは中国で人気を集めているイーランドの看板ブランドで、昨年の売上げは4218億ウォンで当期純利益863億ウォンを記録した。

イーランドグループのイ・ギュジン買収・合併(M&A)総括常務はこの日、「イーランドは中国全土に40以上のファッションブランドを運営しており、このうち売上げ1000億ウォンを超えるブランドだけでも7つに達する」とし、ティニーウィニー売却によって売上げは4000億ウォン減少すると見ることができるが、これは上海パークソンデパートに3万3058平方メートル(約1万坪)規模の店舗を4つだけ開いても十分に埋めることができる規模」だと語った。

イーランドは今年初め、中国の上海に都心型プレミアムアウトレットのパークソンニューコアモールを開店し、現地流通事業に参入した。これにより、2020年までに売上げ25兆ウォンを達成するという目標だ。

イーランドグループはEコマース事業も新成長動力としている。現在、イーランドは中国ではアリババのような現地のプラットフォームを通じて製品を販売しているが、今年の下半期に独自のオンラインモールをオープンする予定だ。

イーランドはティニーウィニー売却が成立したことによって、当分の間は追加のM&Aは実施しないという方針だ。このことから、私募投資ファンド(PEF)のKKRと進めていたキムスクラブ売却は撤回することにした。

イーランドは昨年末、キムスクラブ事業の売却を発表し、KKRと拘束力のある覚書(MOU)を締結して本契約のみを残した状態だった。

一方でこの日、イーランドはVグラスにティニーウィニー中国事業権と、中国を含む14カ国に対するグローバル商標権を59億元(約1兆ウォン)で売却することにし、最近本契約を締結したと明らかにした。

このためにイーランドは中国内に新設法人(SPC)を設立し、イーランドワールドが確保したティニーウィニーのグローバル商標と中国イーランド疑念法人が持っていた営業権を渡し、VグラスはそれらのSPC全体を買収する計画だ。これ以後、イーランドはVグラスとの協力関係を維持する次元で、該当のSPCに約1000億ウォンを再出資して株式の10%を確保する方針だ。
  • 毎日経済_キム・ヒョヒェ記者/パク・ウンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-02 17:02:12




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