トップ > 数字経済 > 企業 > LG化学「5年以内に電気自動車バッテリーの売上を7兆ウォンに」

LG化学「5年以内に電気自動車バッテリーの売上を7兆ウォンに」

年内にポーランド工場の着工へ…韓・米・中・欧州グローバル4角生産体制の構築 

  • LG化学「5年以内に電気自動車バッテリーの売上を7兆ウォンに」
LG化学(代表パク・ジンス副会長 / 写真)は、2020年に電気自動車バッテリー分野で売上高7兆ウォンを達成するという計画を明らかにした。年平均55%以上の成長を続けていくという野心溢れる計画だ。LG化学は25日、現在の累積受注金額が36兆ウォンを突破したとし、このような攻撃的な事業計画を公開した。今年の電気自動車バッテリーの予想売上高は1兆2000億ウォンで、2020年までにこれを6倍近く成長させるというものだ。

LG化学は、合計28社のグローバル自動車メーカーから82のプロジェクトを受注した。受注金額のうち、2015年までに発生した累積売上約2兆ウォンを除けば、受注残高は34兆ウォン水準だ。LG化学は今年末から披露される第2世代電気自動車(300キロ以上走行)市場だけで30兆ウォン以上を既に受注したことが分かった。

  • LG化学「5年以内に電気自動車バッテリーの売上を7兆ウォンに」

LG化学の関係者は、「初期電気自動車バッテリーのプロジェクトの場合、市場環境が不完全で受注金額の60~70%が売上高として実現されたが、最近、電気自動車市場の状況が改善されてこの比率が80~90%水準まで上がり、プロジェクトに応じて追加供給の要求​​事例も増えている」と伝えた。LG化学は、受注額を考慮する時、少なくとも約30兆ウォンの売上高は既に確保したわけだと明らかにした。初期段階を超えてLG化学の電気自動車バッテリー事業が、本格的な成長軌道に進入したということだ。

LG化学は、年内にポーランドヴロツワフで電気自動車バッテリーの生産工場の着工に入る計画だ。ポーランド工場が建設されると、LG化学は世界初の「五倉(韓国)-ホランド(米国)-南京(中国) - ブロツラフ(欧州)」につながるグローバル4角生産体制を構築することになる。LG化学は特に、純粋な電気自動車市場の約90%を占める米国、中国、欧州の3地域に生産拠点を構築することになる点に大きな意味を置いている。

特に、欧州の電気自動車市場の場合、最近、車両下部に装着が可能な低い高さ(100ミリ以下)のモジュールと一緒に価格競争力をベースにした受注が拡大している。これによりLG化学は、原価削減、高容量セルの開発技術などという武器を前面に出して、欧州地域の新規顧客を探すことに速度を出す計画だ。ここに米国地域では、LG CMI(LG Chem Michigan)生産法人、LG CPI(LG Chem Power Inc.)研究法人などの現地事業拠点を活用し、GM、フォード、クライスラーなどの既に確保された核心顧客会社の次期大型プロジェクト受注でも一足先に乗り出す戦略だ。
  • 毎日経済 ホン・ジョンソン記者 / パク・ヨンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-25 18:37:16




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア