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マースクライン社、韓進海運・現代商船を買収か


韓進海運の法廷管理で海運業界の揺動が後を絶たない。今回は世界最大の海運会社であるデンマークのマースクライン(MAERSK LINE)社が、韓進海運と現代商船の買収を試みるかもしれないという予想が提起された。

27日(現地時間)、投資銀行ジェフリーズ・インターナショナルのデビッド・カスタンス輸送分野アナリストはブルームバーグとのインタビューで、法定管理の状態にある韓進海運と債務調整を進めている現代商船はともに強力なパートナーが必要であり、マースクラインはこれらの企業の買収に耐えられる余裕資金力のある唯一の船社だろうと明らかにした。

カスタンス氏は、「マースクは市場のリーダーとして明らかに合併に参与するだろう」とし、「最も可能性のあるシナリオは、マースクが現代と韓進の資産を買収する案」だと予想した。マースクは法定管理にある韓進海運全体ではなく、この会社の船舶を買うことに関心があるとの見通しだ。

マースクは世界のコンテナ輸送能力の15%程度を担っているが、太平洋航路では8%で3位に過ぎない。もしマースクが韓進海運と現代商船を買収すれば、太平洋航路でマースクのシェアを2倍に高めるだろうとカスタンス氏は予想した。

実際に、セーレン・スコウ(Soren Skou)マースク最高経営責任者(CEO)は最近、海運専門誌ロイドリストとのインタビューで、「市場ではもはや新しい積載能力を必要としないため、新しい船を買い入れることは助けにはならない」とし、「規模を大きくするためには、いまや買収・合併しか方法がない」と付け加えた。

マースクはKラインを買収するかもしれないという噂も広がっている。事実、日本企業の買収・合併プロの投資家がシンガポールに設立したファンドであるエフィッシモ・キャピタル(Effissimo Capital)は、最近になってKラインの持分を増やしたことでこのような噂を裏付けた。エフィッシモ・ファンドのKラインの持分率は、今年の初めの6.2%から先月には37%まで急増した。ただしKライン買収の可能性について、スコウCEOは「ノーコメント」とした。
  • 毎日経済_ニューヨーク=ファン・イニョク特派員/ソウル=ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-27 21:38:56




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