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消費者物価1.2%はね上がる…猛暑や秋夕で野菜価格が著しく上昇

…金の白菜、銀のカボチャ 

  • 消費者物価1.2%はね上がる…猛暑や秋夕で野菜価格が著しく上昇
  • < 9月急騰した物価 >

5ヶ月の間0%台にとどまっていた消費者物価が先月反騰に成功し、1%台を回復した。記録的な夏の猛暑で出荷量が減少し、白菜やカボチャなどの農産物価格が著しく上昇したためだ。

5日、統計庁によると9月の消費者物価は、一年前に比べて1.2%上昇した。先月に0.4%を記録したことに比べれば、これは大きく反騰した数字だ。統計庁の関係者は、「先月よりも0.8%ポイント消費者物価が上がったが、そのうち0.7%ポイントに該当するのが農・畜・水産物」だとし、「つまり物価が大きく上がったと見れば良い」と明らかにした。

実際に、物価の代表指標である「生鮮食品指数」は9月に125.12を記録し、一年前に比べて20.5%ポイントも上昇した。これは5年7ヶ月ぶりに最も高い増加率だ。特に一ヶ月前と比較してみても15.4%ポイントも上がったが、これは8月に1万ウォンを出して買った食品を、9月は1万1540ウォン支払わなければならないという話だ。

特に野菜価格が大きくあがった。猛暑で一部の品目の供給が減った一方で、「秋夕(チュソク)」などでこれらの農産物の需要が増えたからだ。実際に、カボチャと白菜は9月だけでひと月前に比べて需要が2倍ほどに増え、価格が上昇した。同じ期間に大根やほうれん草、そしてキュウリなどは約1.5倍も高くなった。

他にも畜産物の価格が9月ひと月だけで2.6%ポイント上昇し、全体的な物価上昇をリードした。飼育頭数減り、韓牛の価格が突きあがったからだ。

ただし先月28日から「不正勧誘や金品などの授受の禁止に関する法律(キム・ヨンラン法)」が施行され、価格の高価な韓牛の需要が急減し、今月に入って畜産物の価格はやや下方調整されるものと見られる。

商品以外のサービス部門の9月の消費者価格は、一年前に比べて約1.9%上昇した。統計庁の関係者は、「この1年間のチョンセ金額は着実に上がっており、外食するときの焼酎の価格、旅費費や学費などが上がり、このような上昇をリードしている」と明らかにした。しかし9月ひと月間の団体旅行費は、むしろ11.7%ポイント減少した。夏の繁忙期が過ぎて、秋夕の割引イベントが重なったためだ。

9月の電気・水道・ガス料金は、一年前に比べて13.9%ポイント下落した。政府は今年に入って都市ガス料金を段階的に引き下げており、夏季には電気代累進制の負担を軽減する案を発表したからだ。

消費者物価は昨年4月以降で5カ月ぶりに1%台を回復したとはいえ、今後も消費者物価が上昇に乗ることは容易ではないものと予想される。今月、大々的な官民合同割引イベント(コリアセールフェスタ)が始まり、家電製品などの価格が下がると見られるからだ。

李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁は4日、国政監査で「原油安と世界的な景気低迷にともなう国内需要の不振が、低物価に影響を及ぼしている」とし「今年の消費者物価上昇率は1.0%水準だと予想する」と明らかにした。
  • 毎日経済_ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-06 07:26:38




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