韓国GM群山工場に行ってみると…GM、通常賃金のために中国に?


去る7日午後2時、チョルラブクト(全羅北道)クンサン(群山)の国家2工団の韓国GM工場。操業のない週末なのに、従業員専用の駐車場に20台余りが駐車してある。正門は堅く閉じられているが、従業員が固い表情で事務所に向かう姿があちこちに目立つ。

匿名を要求した従業員は「経営陣がクンサン工場を閉鎖しないと明らかにしたので、一応信じざるを得ない」としながらも、「従業員が動揺するのも当たり前だろう」と語った。クンサン工場は現在2000人あまりの労働者が働いており、生産ラインがフル稼働すると、年産27万台の生産能力を備えた所だ。

‘クルーズ’と‘オーランド’を生産し、プピョン(富平)工場とともに韓国GMの主力生産拠点であるクンサン工場が閉鎖の岐路に立った。

去る5日、GMは2015年末までにヨーロッパでシボレー・ブランドを撤退させると明らかにした。韓国GMの輸出量65万台のうち、欧州シボレーの物量は30%に達する18万台だ。韓国GMの年間全体生産量85万台のうち20%に達している。ただでさえクルーズ後継モデルの生産拠点から除外され、稼働率が60%水準に低下したクンサン工場が最も大きな打撃を受けるものと見られる。

今もクンサン工場は仕事がなく、週5日や週4日勤務を行っている実情だ。クンサン工場のある職員は、「労働時間が減少して給料が2~3年前にくらべて半分になったが、いまや工場の閉鎖を心配しなければならない状況だ」と吐露した。会社側はクンサン工場の閉鎖と韓国GM撤退説に対して線を引いているが、従業員の不安は高まっている。

労組クンサン支会は直ちに声明書を通じて「昨年11月、経営現況説明会の席で労使協力を強調した経営陣が、笑顔で背中から刃物で刺した」と激しく反発した。労使は6日、クンサン工場の労使共同委員会を開催して、9日には労組の公式声明を発表して向後の闘争の水位を高めていく予定である。チョン・ヂョンファン労組委員長は「クンサン工場が最大の危機に直面した」とし、「クンサン工場の労使共同委員会で今後の存続方案を作る」と明らかにした。

労組は生産ラインの正常化を目標にクンサン市議会、市民団体などとクンサン工場正常化対策委員会も構成し、生産縮小を撤回してほしいという署名運動を繰り広げることと伝えられた。

韓国GMの破局は、事は予見された手順というのが業界の反応だ。GMの中国生産量が爆発的に増えており、効率性が落ちる韓国GMの存在感はますます弱くなっているのが事実だ。GMは2015年までに上海・新疆など、追加で4カ所に工場を建設する計画だ。注ぎ込む金も110億ドルに達する。

特に去る5月、パク・クネ大統領が米国を訪れた時、ダン・アカーソンGM会長は、「通常賃金の問題が解決されてこそ、韓国への投資を継続することができる」という立場を明らかにしている。

早ければ年内に最高裁判所全員合議体による通常賃金の最終判決が予定された状況で、現在の雰囲気では定期賞与金などが通常賃金に含まれる可能性が高いということが自動車業界の判断だ。韓国GMによると、現在、数件の訴訟が進行中の韓国GMの場合、通常賃金訴訟が会社側に不利な決定が下される場合、労働者に支払わなければならない遡及分が1兆ウォンを超えると推算している。

韓国GMの関係者は、「GMは現在、売上高よりは収益性原則に基づいて、グローバル生産基地を再編する作業を進行中」とし、「収益性が落ちる韓国GMも体質改善に乗り出さなければならない」と語った。このために今後はクンサン工場を中心に、構造調整作業が行われるだろうと物騒な噂も出回っている。クンサン工場の稼働率が50%になると週間1交代だけで十分なので、1000人の雇用が脅かされることになる。
  • 毎日経済_クンサン=チェ・スファン記者/ソウル=イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-08 17:31:04