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「ギャラクシーショック」でもサムスン電子第3四半期サプライズ実績


◆ サムスン電子の第3四半期実績 ◆

  • 「ギャラクシーショック」でもサムスン電子第3四半期サプライズ実績
  • < サムスン電子の実績 >

サムスン電子はギャラクシーノート7のリコールという大型の悪材料にもかかわらず、市場の見通しを上回る第3四半期業績を記録した。半導体やディスプレイなどの、部品(DS)部門の成果が良かったためと分析される。

サムスン電子は7日、公示を通じて今年の第3四半期に売上げ49兆ウォンと、営業利益は前年同期比で5.55%増の7兆8000億ウォンを記録したと明らかにした。第2四半期に8兆1400億ウォンを記録し、9四半期ぶりに8兆ウォン台を回復したサムスン電子の第4半期の業績は、ギャラクシーノート7のリコール費用処理によって再び7兆ウォン台に落ちた。

これは証券会社の営業利益見通し(コンセンサス)の7兆4000億ウォンに比べ、4000億ウォンほど大きい実績だ。業績発表がせまって7兆ウォン台序盤まで見た証券会社のレポートも出てきたことを考慮すれば、「サプライズ」レベルの好実績だと分析される。

サムスン電子は今回の四半期に、リコールによる損失額のほとんどを実績に反映したことが分かった。金融投資業界では、リコール費用は1兆4000億~1兆5000億ウォン前後に達すると見ている。

サムスン電子の好実績の背景には、4兆ウォン台半ばの営業利益が予想される部品部門、すなわち半導体とディスプレイ事業分野がある。

第2四半期に2兆6400億ウォンを記録した半導体は、3兆ウォン台半ばまで実績を引き上げたと推定される。前四半期は1400億ウォンにとどまっていたディスプレイも、5000億ウォン以上に利益が増えたと分析される。

期待以上の実績に支配構造改編の期待感まで加わり、サムスン電子の株価は史上初の170万ウォン突破を目前にした状態だ。金融投資業界では、ギャラクシーノート7のリコールの余波を相殺するほどの好材料が続いているとして、サムスン電子の目標株価を一株当たり200万ウォン以上に引き上げている。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者/イ・ヨンゴン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-07 20:03:15




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