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起亜車の「貴族労組」退職金累進制が議論

大企業の中で唯一維持…20年勤務時、7年分の退職金を上乗せ 

年間売上高50兆ウォンに迫る起亜自動車が、主要大企業の中で唯一、退職金累進制を維持しており、「貴族労組」論議を呼んでいる。起亜自動車の従業員は、10年勤務すれば13年分の、15年勤務時で20年分の、20年勤務時で27年分の退職金を受けている。

昨年、すでに現代自動車の平均賃金を追い越した起亜自動車の従業員は、似たような賃金を受け取る一般会社に比べて、退職金を20~40%より受け取るというわけだ。

9日、起亜自動車の関係者によると、起亜自動車の従業員は退職金を精算する際、△5~9年勤務時+2年 △10~14年勤務時+3年 △15~19年勤務時+5年 △20年以上勤務時+7年の勤続期間を加えるということが分かった。退職金は、退職前3カ月の平均賃金に勤続期間を乗じて出すが、起亜自動車はここに2~7年のおまけを上乗せする式だ。

満20年勤務して退職した従業員が、退職直前に平均800万ウォンの給料を受けていた場合、退職金は1億6000万ウォン程度となる。しかし、起亜自動車の従業員は、ここに7カ月分の給料である5600万ウォンをより受け取ることになる。起亜自動車のように「一方的な支援」の退職金をいまだに維持している大企業はほとんどないことが分かった。

起亜自動車労組は、「長男」現代自動車に劣らない剛性を掲げ、秋闘を牽引している。8月12日に初の賃金・団体交渉関連ストライキを開始した起亜自動車は、これまで18回の部分ストを進行しながら、6万6426台の生産に支障をきたしている。9月の起亜自動車の国内生産は、前年同期比で17.9%減少した。
  • 毎日経済 チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-09 18:40:53




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