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飽和状態のコーヒー市場に新勢力「ティー」が台頭…飲料業界も加勢

スターバックスのティーブランド「ティバーナ」が10日間で100万杯 

  • 飽和状態のコーヒー市場に新勢力「ティー」が台頭…飲料業界も加勢
コーヒー専門店と飲料業界が「茶」市場にすっかりとはまった。すでに飽和状態に入ったコーヒー市場の代わりに「新しい市場」の検索に乗り出したのだ。過去には「緑茶」「紅茶」「麦茶」などの一般的な茶が中心だったのなら、今は既存の茶飲料に炭酸、果物、ハーブなどを追加する方式に進化している。6日、関税庁の統計資料によると、茶の輸入量は2009年の448トンから昨年の807トンへと約2倍近くに増えた。

市場に本格的に飛び込み注目を集めているのは、スターバックスだ。先月初めに茶専門ブランドである「ティバーナ(TEAVANA)」を発売して以来、わずか10日間で100万杯を販売した。ティバーナ発売前のスターバックスでの茶飲料の売上高は5%台に過ぎなかったが、今月初めには飲料売上高のうち茶の売上高の割合が14%へと3倍近く上昇した。

スターバックスは、ティバーナブランドを通じて茶葉を浸して飲む「フルリーフティー」だけでなく、グレープフルーツ果汁と蜂蜜を入れた紅茶の「グレープフルーツハニーブラックティー」などを主力メニューとする。スターバックスは最近、「ティバーナ」コンセプトを適用した特化店舗を京畿道河南(ハナム)の超大型ショッピングモール「スターフィールド河南」にオープンさせた。

コーヒー流通ブランド「アラウンジ(ArounZ)」は、カフェ創業者を対象に先月、「ティーメニューレシピ」イベントを開催した。コーヒー専門店で茶などの非コーヒーメニューを導入しようとする需要が増えると、茶を活用したさまざまなメニューを開発して発売できるように講義を用意したものだ。

コーヒー専門店だけでなく、ベーカリー、食品メーカーも茶に対する関心が高まる傾向にある。国内では主にベーカリーを主力として販売するフランス菓子ブランド「フォション(FAUCHON)」は、スターフィールド河南に「ティーサロン」形式のデザートカフェを出し、本格的に韓国茶市場に参入した。麦茶、玄米茶などでティーパック市場の絶対強者である東西食品も、プレミアム紅茶ブランド「TARRA」を追加で発売した。飲料業界関係者は、「単に飲料を飲むという意味以外にも、美容や健康を目的に茶を飲むケースも増えている」と説明した。
  • 毎日経済 イ・セボム記者 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-13 17:17:44




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