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ヒュンダイ自動車、中国で4番目の乗用車工場完成…滄州で年間30万台

ヒュンダイ自工、1時間に乗用車38台「サクサク」…中国で再び跳躍 

  • ヒュンダイ自動車、中国で4番目の乗用車工場完成…滄州で年間30万台
△写真=ヒュンダイ(現代)自動車滄州工場の組み立てラインで現地スタッフが現地戦略小型車「ウィエナ」を組み立てている。[写真提供=現代自動車グループ]

ヒュンダイ自動車は北京近くの滄州に中国内で4番目の乗用車工場を完成し、中国市場の主導権確保に乗り出す。この工場では現地の戦略車種「ウィエナ(新型ベルナ)」をはじめ、年間30万台規模の乗用車を生産することになる。

ヒュンダイ自動車は18日、中国河北省滄州市で滄州工場の竣工式を開催した。鄭夢九(チョン・モング)ヒュンダイ自動車グループ会長はこの日、記念の辞で「滄州工場は最尖端の環境に優しいスマート工場で、世界初で生産される新型ベルナを含め、中国の消費者のための高品質の新車を生産する計画」だとし、「今回の竣工式を契機に、北京ヒュンダイの新しい跳躍を成し遂げるつもり」だと語った。この日の竣工式には趙克志河北省書記と隋振江北京市副市長など中国の政官界人士らが大挙参加し、ヒュンダイ自動車に期待を表わした。

約1年半の工事を経て完成した滄州工場は、北京第3工場の竣工以来で4年ぶりに建設されたヒュンダイ自動車の中国生産拠点だ。ヒュンダイ自動車は北京に1~3の工場があり、四川省では商用車工場がある。北京ヒュンダイの関係者は、「滄州工場は北京工場と近くて既存の部品メーカーを活用することができ、ヒュンダイ自動車の物流基地がある天津港と隣接しておりシナジー効果を極大化できる」と説明した。

工場は総192万平方メートルの敷地にプレス・車体・塗装・艤装工場などの完成車生産設備と、エンジン工場と走行試験場などで構成される。中国政府の環境政策を反映して、排気ガスや排水リサイクルシステムを導入しており、車体組立工程ではロボット299台を投入して溶接自動化率100%を達成した。時間当たりの生産台数は38台で、ヒュンダイ自動車の完成車工場の中では最高レベルだ。滄州工場の近くには部品協力社9社が進出し、総6000人の雇用創出効果が現れるものと分析された。

ヒュンダイ自動車はこの日から滄州工場で中国型小型セダン「ウィエナ」を公式生産し始め、今後はスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)モデルなどを追加投入し、来年は20万台、2018年には30万台に生産量を増やす計画だ。現在、中国の乗用車市場はSUVが独壇場となるほどの人気を集めている。販売全体の40%を占めており、3年前と比較して2倍に増えた。

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  • < 現代自動車滄州工場 >

ヒュンダイ自動車グループは滄州工場の竣工で、キア自動車を含めて年間総240万台規模の生産能力を中国で確保することになった。重慶工場が完成する来年には270万台にまで増える。これを土台にヒュンダイ自動車は中国進出16年後の2018年に、中国での累積販売1000万台を達成する見込みだ。ヒュンダイ自動車が韓国で累積販売1000万台を達成するために38年かかったという点を考慮すると、2倍ほど速い速度だ。 2002年、中国市場に初めて進出したヒュンダイ自動車は毎年急速に成長を重ね、創立14周年になる今年8月に累積生産販売800万台を記録した。

一方、北京ヒュンダイは18日、中国市場のための未来戦略である「ブルーメロディー(Blue Melody)」を発表した。ブルーメロディーは、△顧客サービス向上の「ブルーメンバーズ」、△ビッグデータを活用した「ブルーEコマース」、△自動車とITサービスを拡大する「ブルーリンク」、△販売ネットワークを広げる「ブルーアウトレット」、△エコカーラインナップを強化する「ブルードライブ」、△若い顧客層に集中する「ブルーユース」を意味する。
  • 毎日経済_北京=パク・マンウォン特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-18 19:47:29




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