トップ > 数字経済 > マーケット > 危機の現代・起亜自動車、国内シェア60%も割り込むか

危機の現代・起亜自動車、国内シェア60%も割り込むか

後発走者の新車効果に輸入車の攻勢まで…世界自動車業界の時価総額でも10位圏外に 

  • 危機の現代・起亜自動車、国内シェア60%も割り込むか
一時、韓国の国内市場でシェア80%に迫っていた現代・起亜自動車が、シェア60%も脅かされる立場になった。韓国GM・ルノーサムスンなどの後発の国産自動車3社が新車効果を前面に出してシェアを急激に引き上げている中、輸入車の攻勢も強くなったからだ。最近、業績不振で株価さえ下落した現代自動車は時価総額順位でも、世界の自動車業界で10位圏外に押し出された。

30日、自動車業界によると、現代・起亜自動車の9月の国内市場シェアは62.1%で、今年に入ってからの最低値を記録した。これは、2000年に現代自動車グループが発足して以来、最も低い数値でもある。今週発表される10月のシェアでも、現代・起亜自動車市場の見通しは明るい状況ではない。

70%台のシェアを強固に守ってきた現代・起亜自動車は2014年に年間基準で69.3%を記録し、70%の壁が初めて崩れた。以来、昨年1月を除いて毎月60%のシェアを続けている。新車とフェイスリフト車を着実に出しているが、目の肥えた消費者の心を掴み切れていないことが問題として挙げられる。現代自動車は中型の新型グレンジャーと軽自動車級の新型モーニングをまもなく発売して国内市場シェアを引き上げる計画だ。

現代・起亜自動車の不振とは対照的に、韓国GM・双竜自動車・ルノーサムスンなどの国産自動車の後発走者3社は9月の国内市場で年間最大のシェアを記録した。韓国GMは下半期に入って3カ月連続で10%のシェアを越えることに成功し、ルノーサムスンも9月のシェア7.2%で5年ぶりに最高の成績表を受け取った。双竜自動車もまた8月の市場シェアで6%を超えたのに続いて、2カ月連続で6%台を守ることに成功した。

3社を合わせた9月の市場シェアは24.3%で、2007年8月以降で最大の記録だ。3社の市場シェアを引き上げた要因は、マリブ(MALIBU)とSM6、QM6など中型新車の人気にある。
  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 / アン・ジョンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-30 17:49:37




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア