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コーロン生命科学、田辺三菱製薬に細胞治療剤インボサを5千億で技術輸出


  • コーロン生命科学、田辺三菱製薬に細胞治療剤インボサを5千億で技術輸出
  • < 主要国 退行性の関節炎 患者数 >

コーロン生命科学(Kolon Life Science)は、退行性関節炎の治療に使用する細胞遺伝子治療剤「インボサ(Invossa)」を日本に技術輸出する。コーロン生命科学は1994年にインボサの初期物質を発見し、1999年から研究開発を本格的に始めて17年間粘り強く投資してきたことが今回実を結んだ。

コーロン生命科学は1日、日本の田辺三菱製薬と細胞治療剤インボサの技術輸出契約を締結したと明らかにした。今回の契約によってコーロン生命科学は田辺三菱製薬から契約金273億ウォン(25億ウォン)と、日本国内の1~3相臨床開発許可に基づく段階的技術料(マイルストーン)として4716億ウォン(432億ウォン)を受けとることになる。製品発売後には販売ロイヤリティも別途に受けとる。ちょうど最近の韓美薬品の事例のように、臨床開発や承認が中断するとマイルストーンの流入が中断する危険はある。

インボサは人や他の生物に由来するタンパク質などを原料として作られたバイオ新薬の一種だ。特に治療効果がある遺伝物質で作られた遺伝子治療薬として、痛みの緩和効果と機能の改善(関節の構造改善)の効果があることが特徴だ。既存の退行性関節炎の患者は、軽症であれば薬物治療、重症の場合は外科的治療を受けなければならなかったが、インボサはたった1回の注射だけで1年以上の痛み軽減効果と関節機能の活動性が増加する効果を得ることができると会社側は説明した。この薬は現在、国内第3相を終えて食品医薬品安全処に品目許可を申請している。コーロン生命科学のイ・ウソク代表取締役は、「インボサの安全性と有効性が認められ、厳格な品質管理で有名な日本市場への成功的に進出した」とし、「これで他の国の技術輸出もはずみを受けることになるだろう」と明らかにした。日本は世界の医薬品市場の売上高の7~9%を占めている。

田辺三菱製薬は全世界の売上げ順位で50位圏内に入るグローバル製薬会社として、日本市場での関節リウマチ治療薬の販売1位を占めている。

コーロングループは1994年にインボサの初期物質の開発研究を開始して以来、約1100億ウォンを投資してきた。 1999年に米国にTissueGene社を設立し、バイオ事業に本格的に乗り出した。医薬品候補物質の臨床第1相から承認までの成功率は9.6%、バイオ医薬品は11.6%に過ぎない。会社の関係者は「不毛の地だった韓国のバイオ市場で着実に研究開発に投資した結果、臨床3相を完了して遺伝子治療剤初の品目許可を申請した」と説明した。

米国ではTissueGene社が2015年に第3相の承認を受け、本格的な準備に入った。

グローバル臨床は未来創造科学部と保健福祉部の支援を受けて進めている。TissueGeneは臨床3相を通じて、米国食品医薬品局(FDA)からディモード(DMOAD/関節の退行的構造変化を止めたりずらして病気を根本的に治療する薬)として承認されることを目標としている。
  • 毎日経済_キム・ヘスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-01 22:23:27




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