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LG電子、ボルボの未来車開発のパートナーに

自律走行車などのコア技術の共同開発に協力 

  • LG電子、ボルボの未来車開発のパートナーに
スウェーデンのボルボ自動車グループがLG電子と手を握り、自律走行車と電気自動車などの未来車の開発のための協力に乗り出す。ボルボは、LG電子から単純に部品の供給を受けるレベルを超えて、初期段階から核心技術を共同開発する戦略的パートナーシップの構築を議論している。

4日、業界によると、去る2日に訪韓したハカン・サムエルソン(Hakan Samuelsson)ボルボ最高経営責任者(CEO)は同日午前、仁川青羅(チョンラ)地区に位置するLG電子仁川キャンパスを訪問した。ここはLG電子の自動車部品を担当するVC事業本部があるところだ。サムエルソンCEOはVC事業本部長であるイ・ウジョン社長と会って、事業場と研究開発(R&D)設備などを視察した。業界では、ボルボとLG電子の協力の可能性を高く見ている。業界関係者は、「LG電子の場合、自律走行に関する技術力が相対的に高くなく、ボルボと戦略的パートナーシップを構築することになればLG電子とボルボ間で『Win-Win』という状況になれる」と分析した。

ボルボは、1回の充電で500キロ以上の走行性能を備えた純粋電気自動車を2019年に出す計画だ。そのためには改良されたバッテリー技術と最適化されたシステムなどが必要だが、国内でこのような技術力を備えたところはLG電子だけだ。特に、系列会社であるLG化学のバッテリーをベースに作るバッテリーパックは、純粋電気自動車の走行性能を向上させるのに重要な役割を果たしている。

ボルボが未来車の開発パートナーとしてLG電子を第一に挙げるのは、検証された技術力のためだ。LG電子は、GMの純粋電気自動車「シボレー・ボルト」に駆動モータとインバータ、バッテリーパックなどの11個の核心部品とシステムを去る8月から量産・供給している。1回の充電で383キロの走行が可能なボルトは、1台当たり3万ドルを下回る競争力のある価格と長い走行距離をもとに、市場の大きな関心を集めている。

一方、ボルボの親会社である中国の吉利汽車(ジーリー)の主要経営陣は先月、具本茂(ク・ ポンム)LG会長と面談をしてVC事業本部などの視察もした。また、ボルボの内部でも純粋電気自動車の開発と一緒に、来年からはプラグインハイブリッド(PHEV)のラインナップを増やしていく計画であるため、バッテリーの需要が多い状況だ。LGとは電子だけでなく、グループレベルの協力まで期待されている雰囲気だ。
  • 毎日経済 イ・スンフン記者 / パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-05 09:03:23




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