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ユ・イルホ副総理「補正編成でキム・ヨンラン法を補完」


留任が確定した柳一鎬(ユ・イルホ)副総理兼企画財政部長官は、「経済コントロールタワーとしての中心になる」と強調した。また経済状況の悪化を防ぐために、来年初めに財政の早期執行と公企業の投資を拡大する一方で、第1四半期の状況を見た後に補正予算の編成を確定すると明らかにした。内需に影響を与えたキム・ヨンラン法(請託禁止法)の補完策も用意するという計画だ。

ユ・イルホ副総理は14日に政府世宗庁舎で開かれた記者懇談会で、最近繰り広げられた「経済コントロールタワー論議」を意識したように、「私が副総理職にある限り中心になるつもりだ」とし、「異論の余地はありえないだろう」と述べた。また、きしむ与野政協議体の発足とは異なり、経済政策だけは3党の政策委議長と民生関連協議体を通じて積極的に議論するという立場を明らかにした。

ユ副総理は「経済だけ別に離すなら、既に与野政協議体があることになる」とし、「大きな枠組みとしての与野政協議体で結論が出れば、経済もひとつのパートとしてともに議論するつもり」だと説明した。

輸出と内需の両方ともに不振な状況と関連して、「来年第1四半期の財政補強の一環として財政を早期執行し、エネルギー新産業等の公共機関の投資を拡大する」と説明した。ユ副総理はキム・ヨンラン法が雇用と消費に影響を及ぼしている状況を認めて、「経済関係長官会議で(被害分野の)補完策を用意しなければならないという意見が出ており、どのような政策をとることができるか考えてみたい」と付け加えた。

最近、韓国開発研究院(KDI)が補正編成を勧告したことに対しては、「来年第1四半期の状況の如何に応じて判断するしかない」とし、「状況が避けられない場合は仕方ない」と述べた。

ユ・イルホ副総理は、今月末に発表する来年の経済政策の方向は低所得層の所得拡充と消費活性化に焦点が合わされたと明らかにした。

一方でこの日、世界3大格付け会社のフィッチ・レーティングスは韓国の政治的不確実性が続くなら、信用格付けを下げることがありうるという警告を送った。フィッチは13日(現地時間)、「韓国の不安定な状態はほぼ終わったが、脆弱性を表わした」というタイトルの分析資料で、「朴槿恵大統領の弾劾にまでよんだ政治的危機は、統治・管理システムの弱点をはっきりと表わした」とし、「このような政治状況が続いて韓国の統治・管理レベルを再評価する方向につながった場合は、信用格付けにも影響があるだろう」と分析した。
  • 毎日経済_チョ・シヨン記者/キム・セウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-12-14 17:58:57




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