韓国 ワールドカップの応援による経済的・社会的効果

路上で会社で「楽しもうテハンミングク」...応援の社会・経済学/世代・理念葛藤を捨て、社会的統合・疎通の「溶鉱炉」...韓国広報効果1兆3千億 

◆2014 Brasil◆
  • ロシアとの決戦の日。18日に開かれる韓国とロシアの2014年ブラジルワールドカップH組・組別リーグ1次戦を控えて17日、ソウル市内のあちこちで応援合戦が繰り広げられた。ワールドカップ公式スポンサーのコカ・コーラはこの日、ソウルの主要な街角応援場をまわって応援イベントを行った。[イ・スンファン記者]

ブラジル・ワールドカップでの韓国の初戦を控え、テハンミングク(大韓民国)が再び揺れ始めた。赤い悪魔の公式応援スローガンである「楽しもうテハンミングク、叫べテハンミングク」が全国に鳴り響いた。

この響きはセウォル号惨事で失意に陥った大韓民国がいま一度一つに団結し、悲しみを乗り越えて立ち上がろうという切ない願いもこめられていた。

赤い悪魔は韓国の勝利を祈願するために18日、明け方からソウル・光化門広場や釜山・海雲台(ヘウンデ)海水浴場の砂浜、仁川などで全国的な街頭応援に乗り出した。当初の盛り上がらないだろうという見通しを破り、ソウルだけで1万~2万人が集結すると予想されるなど、雰囲気が盛り上がった。

応援の前では保守も進歩も、地域色・世代の葛藤もない。ただ大韓民国があるだけだ。ワールドカップ応援で吹き出るエネルギーは社会統合の源泉であり、コミュニケーションの場だ。2002年6月の大韓民国は、すべてが赤い色で埋め尽くされた。韓国代表チームが4強神話を作り出すやいなや、全国民が街頭に出て「テハンミングク」を叫んだ。全世界を感動させた大韓民国の街頭応援は4年後、ドイツのワールドカップで再現された。ドイツ国民は韓国の街頭応援をベンチマーキングして、「パブリックビューイング」という名前で街頭応援に乗り出した。

ドイツ国営放送局は、「ドイツ人たちが旗を持って街に出たのは久しぶりのことだ。このことで、ドイツ国民の団結した精神が光を放つだろう」と報道した。

ワールドカップの団体応援は、社会的・経済的な波及効果が非常に大きい。2010年、南アフリカ共和国ワールドカップにおける韓国の「16強進出」で、国民の84%が「生活が楽しくなった」と答えるなど、幸せ指数が上昇して達成感は増大する。

実際に2010年の「街頭応援参与者の観覧動機が応援態度・観覧満足および将来の消費行動に与える影響」に関する論文(韓国スポーツ産業経営学会誌、2011)によると、街頭応援に参与する理由は達成感・日常脱出・社会性向上のためであることが分かった。

また街頭応援の満足度は、将来の消費行動に意味のある影響を与えることが分かった。直接または間接的な応援は、企業のマーケティングや消費者心理にも影響を与える。

ワールドカップがあった2002年・2006年・2010年は、国内家計消費が前年に比べて大幅に増え、ワールドカップ公式スポンサーの現代・起亜自動車は2010年南アフリカ共和国ワールドカップ以後、認知度の上昇効果で株価がそれぞれ43.4%と152.4%と急騰した。
  • 毎日経済_ソン・ヂェグォン記者/キム・ヂョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-17 17:39:04