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カカオ、AI子会社「カカオブレイン」を設立

キム・ボムス議長、初めて代表を引き受け陣頭指揮…Chatbotの開発に主力 

カカオが人工知能(AI)事業に速度を出すために、開発・サービスを担当する子会社「カカオブレイン」を設立した。特に、カカオ理事会のキム・ボムス議長が初めて代表取締役を務めて陣頭指揮し、「Chatbot(チャットボット、AIチャット)」を開発するために全力を投球するものと見られる。キム議長がカカオ内で正式に「代表」を務めるのは今回が初めてであるほどに、AI事業に重きを置いている。

7日、カカオによると、同社は資本金規模200億ウォンで100%子会社のカカオブレインを1日に設立した。カカオの関係者は、「迅速かつ独立的な意思決定に基づいて、開発に専念できるように、社内組織ではなく子会社として設立した」と説明した。具体的人員はまだ決定していないが、法人として設立されるだけに、初期は100人以上の水準だと予想される。今後、NAVERのAI開発組織であるJチームに対応するために、人員を徐々に増やすと見られる。カカオは当初、カカオブレインをJチームのようにTFで作る予定だったが、終盤に法人へと方向を変えたことが分かった。NAVERに比べて後発走者であるだけに、子会社形態で開発組織を作って力を加えるという意志とみられる。

競合他社のNAVERは、昨年10月にイ・ヘジンNAVER議長の指示で、AI専門社内組織であるJチームをTF形態で作った。LINEグローバル統括責任者(CGO)のシン・ジュンホ氏がリーダーを務め、NAVERとLINEを合わせる150人の社内エースを招集した。Jは、映画『アイアンマン』のAI秘書「ジャービス」から取ったことが分かった。

カカオブレインとJチームは、同じAI専門組織だが目標が違う。カカオはカカオブレインを通してカカオトークの高度化を導くという戦略だ。チャットで命令して答えを得るChatbotを開発するという戦略が敷かれている。利用者に必要な情報を選んで伝え、疑問に対する答えをChatbotが分かって探してくれる方式だ。仮想のAI友達とカトクを交わしながら、ピザを注文したり、天気予報を確認するなどと、日常生活の利便性を高められる。利用者が配達やポータルアプリケーション(アプリ)を開く必要がないようにすることが最終的な目標だ。

一方、NAVERはモバイルを超え、実生活の中のAIを開発することが目標だ。1次目標は、Amazon「Echo」のような人工知能スピーカーの開発だ。ひとまず来る4月の発売を目標にしている。先立って、NAVERは対話型AIシステム「アミカ(AMICA)」を既に開発し、公開したことがある。Jチームは、アミカを基盤に実生活全般に応用できるサービスを開発している。
  • 毎日経済 オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-02-07 17:12:05




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