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数字経済 > 企業 > サムスン電子、タブレット「ギャラクシーブック」をMWC2017で発表
△写真=26日(現地時間)、「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2017」のサムスン電子ブース内体験ゾーンで、モデルがバーチャルリアリティ(VR)をデモしている。
毎年戦略スマートフォンを「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で発表してきたサムスン電子は、今年はタブレットPCとノートPCの利点を組み合わせた「ギャラクシーブック」をキラーデバイスとして出展した。昨年のギャラクシーノート7問題の影響などで、今回のイベントではギャラクシーS8の出荷発表は行われなかった。
新製品は現地時間26日の午後7時(韓国時間27日午前3時)に開かれた、サムスン電子の公式記者会見で公開された。
サムスン電子は、「今回のMWCでプレミアムタブレットPCを3種(ギャラクシータブS3/ギャラクシーブック2種)を発表し、高級タブレットPC市場を本格的に攻略する予定」だと明らかにした。
特に「ギャラクシーブック」は2012年にサムスン電子が商標登録を行った後、実際には発売されなかった製品だ。
これまでに発売されていた「ギャラクシータブプロ2」の延長線上にある製品だが、キーボードと「Sペン」を基本で提供し、ノートPCのような使用感をよりいっそう強化した製品ということがポイントだ。 「タブプロ2」のようにWindowsオペレーティングシステム(OS)を搭載し、キーボードと接続するとノートPCのように業務が可能だ。
サムスン電子はギャラクシーブックのほか、バーチャルリアリティ(VR)のためのギアVRデバイスを公開した。フィット感をさらに向上させただけでなく、ジャイロセンサーや加速度センサーなどを内蔵し、VRを体験するために精度と柔軟さをより高めたというサムスン電子の説明だ。
これに加えて、サムスン電子は動作を認識できるコントローラを採用し、インタラクティブなゲームなどを実感ゆたかに楽しむことができる「ギアVRコントローラ」を初めて発表した。
サムスン電子はMWCのメイン展示空間である3ホールに、来場者が360度立体映像を楽しめる「VR 4D体験ゾーン」も用意した。ここでは日常生活にモバイルサービスが自然に結合されて便利になる未来の姿をジオラマ(Diorama)と拡張現実(AR)技術を組み合わせて展示する。
サムスン電子はB2B市場のための通信網ネットワークソリューションはもちろん、10ナノ級のモバイルDRAMなどのメモリ半導体と、最先端の10ナノメートル・プロセスルールを採用したAP「エクシノス9(Exynos 9)」などのシステム半導体を公開した。
スマートフォン、VR機器、車両用インフォテインメントシステムなど広範囲に活用されるシステム半導体ソリューションも、今回のMWCでサムスン電子が新たに公開する製品だ。