現代自動車などの韓国財界、習近平訪韓に合わせて中国事業の懸案解決に総力

サムスン電子、西安半導体工場の増設を強調/ポスコ、ファイネックス一貫製鉄所の協力拡大 

中国の第一人者、習近平国家主席の訪韓に国内の財閥グループが死活をかけている。

世界最大の生産拠点であり消費市場として浮上した中国で、工場を一つでも多く建て、新たなビジネスチャンスを見つけることが成長を担保する近道だからだ。特に、習近平主席の一言が事実上の国家政策を決定づける中国の権力構造の特性上、習近平主席との良好な関係を形成し、「のどが渇くこと」を直接要求するのが最も速くて効果的な方法だ。

現代自動車グループは習主席との出会いを、グループ内の最大懸案の一つである、中国重慶工場問題を解決できる最後のチャンスと見ている。重慶工場の認可が、了解覚書(MOU)を締結した後、3カ月以上漂流しており、習近平主席をはじめとする中国首脳部の意中を知りにくい状況なので、現代自動車の悩みは大きい。

現代自動車は2002年に中国初進出した後、北京だけで1~3工場を相次いで建設したため、フォルクスワーゲンやGMとの競争で先んずるには、中西部の生産施設が必要だという立場だ。

サムスングループは中国の消費市場を注視している。

14億の人口の中国は、サムスングループの利益の大部分を占めるスマートフォンをはじめ、テレビや生活家電の最大消費地だからだ。習主席の故郷である西安で、この5月から稼動している半導体工場を増設することも重要な課題だ。

李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長が最前線に乗り出した。2010年に二度、昨年のボアオ・フォーラムでも習主席に会った縁を根拠に、習主席と面会する予定だ。2日午前、サムスングループ系列会社の社長団50人余りが参加する主要社長団会議でも、ソウル大学政治学科のイム・ヘラン教授から「韓・中関係の展望」という主題で講義を聞き、電子系列会社の社長らが個別に中国市場の展望と戦略を議論する時間を持った。

SKグループは、中国内の情報通信技術(ICT)の事業拡大を模索している。SK ICT委員会の林亨圭(イム・ヒョンギュ)委員長は、こんかい経済使節団として訪韓するチョンウェイグループのワン・ウォンイン会長と、ICT分野での協力強化のためのMOUを締結する予定だ。チョンウェイグループは世界的な銅・タングステン生産企業だが、最近はICT分野への事業拡大を図っている。SKのICTを注視したチョンウェイグループ側から協力を求めてきたと伝えられた。SKの立場からも、中国のICT事業拡大の足がかりにすることができる。

LGグループは、具本茂(ク・ボンム)会長が習主席と会った席で、LG電子・LG化学・LGディスプレーなど、主力系列会社の現地事業に力を添えてもらうように要請する予定だ。

LGグループは中国で自動車部品の素材工場の建設、2次バッテリー工場の増設、8世代LCDラインの稼動などの生産施設を拡大している。

ポスコは習主席訪韓を契機に、中国の重慶鋼鉄集団と300万トン規模のファイネックス一貫製鉄所の建設協力の加速を期待している。ポスコと重慶鋼鉄集団は4日、韓・中ビジネスフォーラムに参加して、ファイネックス一貫製鉄所の建設協力のための協定を結ぶ。

ポスコの関係者は、「今回の協約は昨年結んだ合作協定(MOA)から一段階進展したもので、今後はファイネックス製鉄所の建設に関連する中国政府の批准と、韓国政府の承認だけが残ることになった」とし、「両社の冷延合弁事業への協力を再確認する内容も議論されるだろう」と語った。

全経連は「中国に対する投資の魅力と示唆する点」という報告書を通じ、中国への資本誘致案を提案した。

まず、投資収益性を確保できるインセンティブを十分に提供しなければならないと強調した。投資を行おうとする中国資本に、許認可制度を弾力的に適用しなければならないという意見も明らかにした。

中国人向けの医療観光団地の造成など、中国の関心と韓国の強みがうまく一致する分野を集中的に発掘しなければならないという主張も出した。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者/イ・ジンミョン記者/キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-02 17:28:24