韓国 モバイルオーダーメード型マーケティング先取り競争が熾烈

オフライン企業がオンライン活用 

ソウル・明洞の街を歩いていると、先月に服を買ったことがあるブランドの、明洞店の割引クーポンがスマートフォンに入って来た。昼食を終える頃、スターバックスのアプリケーション(アプリ)で注文を行い、余裕を持って店を訪れて、列に並ばずにコーヒーを受けとる。オフライン店舗がオンライン・モバイルを活用して、カスタマイズされたマーケティングを行う「O2O(Online to Offline)」のサービス事例だ。

「ダウムカカオ」「SKプラネット」「ネイバー」などは、オフライン販売店にこのようなO2Oマーケティング手段を提供するビジネスに、一斉に目を向けている。位置情報やアプリなどを活用して把握した顧客情報を店側に提供し、店側がクーポンなどを発送できるようにするサービスを次世代の「黄金の卵」として見ているからだ。全体の国内商取引市場におけるオフラインの割合は80%で、市場規模としては300兆ウォンに達する。この市場はまだオンライン・モバイルマーケティングが本格化されず、先取り競争が熾烈に繰り広げられている。

情報技術(IT)業界によると3日、ダウムカカオはダウムの地図サービスや検索など、カカオトークで確保できるユーザー位置情報を組み合わせた店頭マーケティング事業を検討している。

初期モデルとしてカカオ「Bizプロフィール」のオープンベータ・サービスを行っている。オフライン店舗は顧客とメッセンジャーで1対1の商談を行い、予約・購入などもできるようにするサービスだ。

SKプラネットは、「シロップストア(syrup store)」という具体的なO2Oサポートサービスを開始した。全国を200以上の商圏に分け、その圏域に入った顧客をGPSで把握して、カスタマイズされた情報を提供することができる「ジオフェンシング(Geo-fencing)」が代表的だ。店主は目的の圏域を定めて、その中に入ってくる顧客にクーポンやショッピング情報などを送信できる。

売り場の中では屋内位置把握技術である「ビーコン」を活用して、顧客が店に入るとイベントや割引サービスなどが、顧客のスマートフォンに自動的に届けられる。

IT企業が提供するO2Oサービスは、実際にオフライン売り場の姿を変化させている。ロッテデパートは、ロッテデパートのアプリをダウンロードした消費者が店に入ってくると高周波音域の波長を送り、アプリが自動的に実行されてメッセージを受信するサービスを開始した。顧客がお気に入りのブランド店を通過するとき、該当のブランド商品情報や割引クーポンがスマートフォンに直接伝送される。

■ 用語の説明
O2O(Online to Offline/ Offline to Online):オンラインとオフラインを組み合わせたマーケティングやビジネス。特定地域のスマートフォンに、リアルタイムでクーポンなどを送信するサービスが代表的。
  • 毎日経済_ファン・ヂヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-03 17:15:43