トップ > 数字経済 > マーケット > 現代自動車、入魂のSUV「コナ」…人気突風起こす

現代自動車、入魂のSUV「コナ」…人気突風起こす


  • 現代自動車、入魂のSUV「コナ」…人気突風起こす
現代自動車初の小型スポーツ多目的車(SUV)「コナ(Kona)」(写真)が出荷40日めで1万台以上売れ、市場で人気突風を起こしている。鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車副会長が直接車を紹介したほどの念を入れたコナが、小型SUV市場の王座を占めるかが注目される。

28日、現代自動車によると先月14日から事前契約を開始したコナは、前日までの累積契約台数が1万台を突破した。発売1カ月で7000台以上の前契約が行われたことに続き、10日あまりで3000台が追加契約された。

営業日を基準に30日めの記録で、一日平均で約330台ずつ契約されたわけだ。コナの今年の販売目標は2万6000台で、既に目標の40%を達成した。この傾向が続けば目標を無理なく達成できるものと予想される。

若い世代をターゲットにして、他の車種とも差別化を見せている。実際、コナの契約顧客は20・30代が45%と40・50代が47%で、年齢別では比較的均一した分布を示した。性別では、最尖端の安全仕様を重視する女性顧客の割合が51%を占めた。業界では競争車種にくらべて優れた性能を人気突風の主要因と見ている。コナは起亜自動車「ストニック」、双竜(サンヨン)自動車「チボリ」、韓国GM「トラックス」、ルノーサムスン「QM3」など5モデルのうちで、最高出力と最大トルクなどの性能面で最も優れている。これとともに、小型モデルにもヘッドアップディスプレイなどの高級車にのみ搭載される機能を採用するなど、これまでの小型SUVの不足点を補完したことが強みとしてあげられる。

また、コナは鄭副会長が国内新車発表会では初めて直接車を紹介するなど、現代自動車がマーケティングと広報に力を入れているモデルだ。国内市場だけでなく世界的にも6年めで市場規模が10倍に成長するなど、恐ろしく膨張している小型SUV市場を攻略するための最終兵器だからだ。現代自動車の関係者は「国内市場はもちろん、米国やヨーロッパなどのグローバル市場攻略のために商品性を高めることに注力した」とし、「鄭副会長が直接紹介を引き受けたのは、それだけ品質に自信があるという傍証だ」と語った。

去る13日に出荷された起亜自動車の小型SUV「ストニック」も善戦している。先月27日の事前契約をはじめ、今月24日までに2500台の販売を記録した。これは月の販売目標1500台を大きく上回る販売量だ。

後発走者の疾走が始まると既存の走者も本格的な対応を開始し、小型SUV市場はいっそう熱く盛り上がっている。双竜自動車は最強の座を守るために17日、年式変更モデルである「チボリアーマー」を出荷した。前面部のバンパーデザインなどを変えて、新車のイメージを作ろうとしている。ルノーサムスンはQM3のフェイスリフトモデル「ニューQM3」をこの26日に公開し、来月から販売に入る。
  • 每日經濟 ウ・ヂェユン記者
  • 入力 2017-07-28 17:25:28




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア