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韓国で「疾走」する数億ウォン台のスーパーカー


一台が数億ウォンもするスーパーカーが疾走している。 6日、イタリアの自動車メーカー「マセラティ」の国内輸入会社FMK社は、今年の上半期だけで1000台を販売し、前年同期(約570台)に比べて75%成長したと発表した。7月までの累積販売実績も1150台を記録し、昨年の同じ期間(約680台)と比較して69%上昇した。

マセラティが半期ベースで国内販売量1000台を超えたのは今年が初めてだ。2015年に初めて年間販売台数1000台を突破して以来、昨年も総1200台を販売した。しかし、今年は上半期のみで一昨年の年間実績に到達し、今年一年では2000台も期待できるという評価だ。マセラティの今年の急成長は、ブランド初のスポーツ用多目的車(SUV)の「Levante(レヴァンテ)」が牽引した。

レヴァンテは今年1~7月の販売台数が450台あまりで、ブランド全体の販売台数の39%を占めた。レヴァンテは国内で3つのモデルで販売中で、価格は1億1000万~1億6830万ウォンに達する。最高モデルであるレヴァンテSは排気量2979㏄の6気筒ツインターボ・ガソリンエンジンを搭載し、長さは5メートルを超える。最高出力430馬力、最大トルク59.2キログラムで、ゼロヒャク(静止状態から時速100キロまで到達するのにかかる時間)は5.2秒だ。

ロールスロイスも同じだ。韓国では今年に入って7月までに52台が売れ、昨年の販売実績である53台まで1台を残している。今年3月に12台を販売し、韓国進出後初の月二桁の売上げを記録し、4月と6月にもそれぞれ10台と11台を販売した。ロールスロイスの最安値モデルは4億ウォンを超える。ベントレーも去る5月に国内で74台を販売し、歴代最高の月間記録を達成した。

認証取り消しで昨年8月から縛られていた待機需要が、再認証とともに現れたものだ。ベントレーの販売開始価格は2億2700万ウォンだ。ランボルギーニも今年に入って国内市場で22台を販売し、昨年の年間実績(20台)を既に超えている。

国土交通部と韓国輸入自動車協会によると、今年の上半期に1億ウォンを超える輸入車の新規登録は1万2456台で、前年上半期(9763台)よりも28%増加した。キム・ピルス大林大学教授は「新車市場で輸入車が販売されている割合が15%近くになり、輸入車は名車という公式が崩れてスーパーカー販売が増加した」と説明した。
  • 每日経済 パク・チャンヨン記者
  • 入力 2017-08-07 09:38:07




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