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数字経済 > マーケット > 「ギャラクシーノート8 体験ゾーン」で出会った日本人青年が放った言葉は?
「ギャラクシーノート5とノート7は日本で発売されていないため、ノート8を楽しみにしています」
29日、ソウル江南区のサムスンディライトショップで出会った田中君(16)はこのように話した。彼は「ギャラクシーS8」と手首につけた「ギアS2」を見せながら、自身を「ギャラクシーマニア」だと紹介した。
現在持っている機器は、▲ギャラクシーS6▲ギャラクシーS7▲ギャラクシーS8▲ギャラクシーS8+▲日本にだけリリースされたギャラクシーFeelだ。
他にもギアS2だけでなく、▲サムスンDex▲ギアVR▲ギア360を購入した。サムスン電子は日本のスマートフォン市場ではシェアが高くないため、田中君のこのような傾向は少し独特に見えた。
田中君は最初からサムスン電子の製品に愛着があったわけではない。2012年にアップルの「iPhoneの4S」でスマートフォンに入門したが、2015年にギャラクシーS6を始めにサムスン電子の製品を使い始めた。田中君はアップルからサムスン電子にスマートフォンを変えた理由として、「多くの機能」を挙げた。
彼は「韓国や中国の製品に対する偏見を持っている人が多いのは事実だ」としながらも、「しかし、ギャラクシーノートシリーズのファンは日本にも存在する。ギャラクシーノートエッジが最後のノートシリーズで、ギャラクシーノート8がリリースされれば買い替え需要があるだろう」と話した。ギャラクシーノートエッジは、2014年下半期に発売されたモデルだ。昨年ギャラクシーノート7はリコール、製造中止の措置がなされ、日本の消費者たちの手に握られることはなかった。
この日、田中君がギャラクシーノート8を体験しながら興味を示した機能は、「ライブフォーカス」と「ライブメッセージ」だ。ライブフォーカスは背景を濁す効果(アウトフォーカス)を自由に適用することが可能になる。ライブメッセージはSペンで字を書いて効果を選択すると、GIFファイルを作り出して共有が可能だ。ただし、「ライブフォーカス機能を使用するとき、画角が狭くなるのが惜しい」と評価した。
サムスン電子の関係者は、「ギャラクシーノート8を日本で発売するかどうかの確認は難しい」としながらも、「ギャラクシーノート8は100か国以上で発売される製品で、段階的に行われる」と可能性を開いた。また、「今年のギャラクシーS8の発売効果でシェアが増えたが、今後も中国と同様に努力が必要な市場だ」と強調した。
サムスン電子は今年第2四半期にギャラクシーS8の発売で日本の市場シェア反発に成功した。しかし、いまだAppleとソニーに大きく遅れている状態だ。市場調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、出荷量基準で第2四半期、日本のスマートフォン市場シェア1位はアップル(330万台・41.3%)が占めており、ソニー(130万台・16.3%)が続いた。サムスン電子は同じ期間に70万台を出荷して8.8%の市場シェアを記録し、3位に名前をあげた。
特異な点は、サムスン電子は日本市場で「サムスン(SAMSUNG)」のロゴを公開せずにマーケティング活動を展開しているというものだ。スマートフォン背面にもロゴを入れていない。
通信キャリアのロゴしか入っていない状態だ。スマートフォンの起動時にもサムスン電子のロゴを出さない。田中君が撮影した日本のギャラクシーS8体験ゾーンでも、サムスン電子のロゴを見つけることはできなかった。これは日韓間の歴史的反感や、日本の消費者が特に東洋企業の製品・サービスを無視するという独特な傾向を考慮した戦略とみられる。