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サムスンはGoogleと、アップルは宿敵IBMと「B2B同心」

サムスン vs アップル、激突第3ラウンド 

  • サムスンはGoogleと、アップルは宿敵IBMと「B2B同心」
世界の情報技術業界で宿敵として浮上したサムスンとアップルは、スマートフォン競争とIT関連の特許紛争に続き、未来の「食い扶持」として注目されているスマートホームとB2B(企業間取引)、ウェアラブル市場でも第3ラウンドの対決を繰り広げる。

第2四半期の業績不振を挽回し、新しい成長動力として、サムスン電子はスマートホーム・B2B・ウェアラブルなどに目を付けたなかで、Appleもまたどの場所においても市場を逃さないという勢いで、強く反撃しているからだ。

スマートホーム市場ではサムスンとGoogleのアンドロイド連合が、反アップル戦線を形成して対抗している。米の市場調査会社SAは、米国のスマートホーム市場の規模を、2012年の76億ドルから年平均26%成長して2017年には243億ドルに達すると見ており、どの陣営も退く気配がない。

アップルが先月「ホームキット」を披露して、スマートホーム市場に参入する意思を明らかにするやいなや、サムスン電子は今月初め、すぐさまインテル・デル・ブロードコムなどの世界的なIT企業とともに、各種家電製品を無線で連動させる標準オペレーティングシステムを準備するためにコンソーシアムを発足させた。

サムスン電子は独自のセキュリティアプリの「ノックス(Knox)」を装着し、米国の企業市場攻略に乗り出すと、AppleはPC市場で30年の犬猿の仲であるIBMと手を組んで防御に乗り出した。新しいより大きな競争相手の前で、過去の敵と喜んで手を組んだ。

アップルとIBMとの協約で、AppleはIBMの企業顧客を確保できるようになり、IBMは独自のサービスを、スマート機器の領域に拡大できるようになった。IBMはオンラインサーバーのクラウドにドキュメントや写真などを保存するサービスを提供し、資料を分析できるアプリをiPhoneとiPadに搭載する計画だ。早ければ今年の秋から本格的な営業活動を開始するものと見られる。

ウェアラブル市場では、李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長が最近、米スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー社CEOのケビン・フランクと接触したと伝えられ、両社の協力が可視化している。サムスンとアンダーアーマーの協力の構図は、アップルとナイキの関係と対比される。

李在鎔副会長は今月初め、ソウルでケビン・フランクCEOに会ったと伝えられた。ケビン・フランクはアンダーアーマー製品を国内で独占販売している暁星(ヒョソン)の子会社のギャラクシア・コーポレーションを訪問したが、李副会長と新たな協力の可能性を打診したと伝えられた。

李副会長は去る8~13日、米アイダホ州サンバレーで開かれた「アレン&カンパニー・メディアカンファレンス」で、国内価格6万ウォン水準のアンダーアーマー・シャツを着た姿が捉えられ、サムスンとアンダーアーマー間の連携可能性を示唆した。

一方、アップルとナイキは2006年から協力を維持してきた。ナイキスニーカーを履いて走ると距離・時間・速度やカロリー等を測定して、AppleのiPod nanoを通じて知らせるサービスから始まり、ナイキの手首装着型ウェアラブル機器である「フューエルバンド(FuelBand)」とアップルのiPhoneを連動するサービスも出荷した。

これは全世界のウェアラブル機器市場が2016年までに60億ドルに成長すると予想される状況で、もう一度サムスンとアップルの真っ向勝負を予告している。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者/チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-16 17:41:58




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