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サムスン電子、CEO16人を交代…成果中心の抜擢人事


◆ サムスン、CEOを全面交代 ◆

サムスン電子は主要事業の経営陣14人を昇進異動させる、大々的な刷新人事を断行した。社長団を50代に変える「世代交代」と理事会中心の「責任経営」という李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の経営哲学を反映し、「ニューサムスン」の本格的な立ち上げを知らせる信号弾として解釈される。

サムスン電子は2日、主要事業部門の社長昇進者7人を含む定期社長団人事を発表した。今年最高の実績を出した半導体事業部は、社長昇進者7人のうち4人を輩出した。

金奇南(キム・ギナム)社長(59)が部門長を務める半導体・部品(DS)部門のメモリ事業部長には秦教英(チン・ギョヨン)副社長を、システムLSI事業部長にはカン・インヨプ副社長をそれぞれ社長に昇進発令した。ファウンドリ事業部長は鄭殷昇(チョン・ウンスン)副社長を昇進任命した。中国サムスンの社長に任命された黄得圭(ファン・ドゥクキュ)副社長もDS部門だ。サムスン電子の関係者は、「核心事業の成長を牽引してき主役を社長に昇進させた」とし、「成果主義」の原則を確認した。今年、実績が大幅に改善された北米総括のティム・バクスター副社長も、北米総括社長兼SEA共同法人長に任命された。

あわせて、高東真(コ・ドンジン)スマートフォン(IM)部門長は無線事業部長を兼職し、金炫奭(キム・ヒョンソク)家電(CE)部門長も生活家電事業部長をともに引き受けることにして、責任経営に力を加えた。 CE部門映像ディスプレイ事業部長は、韓宗熙(ハン・ジョンヒ)副社長が社長に任命された。昇進者7人すべてが50代で、大々的な世代交代が行われた。今回の人事で各事業部門は、50代最高経営責任者(CEO)の3人に続いて主要部門はすべて世代交代が終わった。

世代交代人事に続き、理事会が実質的な意思決定機関に生まれ変わるための作業もスピードを加える予定だ。今回の人事で盧熙讃(ノ・ヒチャン)サムスンディスプレイ副社長が、理事会議長に内定した李相勲(イ・サンフン)社長の後を継いで経営支援室長(CFO)を務めることになった。

鄭賢豪(チョン・ヒョノ)前未来戦略室人事チーム長(社長)は、事業支援TF社長に華麗に復帰した。サムスン電子は電子系列会社間のシナジー効果を出すために、サムスン電子に担当組織を設立することにした。電子系列社間のミニコントロールタワーの役割を果たすことになるこの組織は、鄭賢豪新社長が責任を持つことになる。

また、退任の意思を明らかにした権五鉉(クォン・オヒョン)副会長を総合技術院会長に、尹富根(ユン・ブグン)社長をCR担当副会長に、申宗均(シン・ジョンギュン)社長を人材開発担当副会長に昇進任命した。

一方でDS部門長が兼職していたサムスンディスプレイは、1年6ヶ月ぶりに内部昇進で代表取締役を輩出した。有機発光ダイオード(OLED)事業を導いたイ・ドンフン副社長が新しく代表取締役になった。サムスンベンチャー投資は代表取締役である李鮮鍾(イ・ソンジョン)社長が辞任を表明したことにより、後任の代表取締役にサムスン火災経営支援室長のチョン・ヨンベ副社長を昇進内定した。
  • 毎日経済 ファン・ヒョンギュ記者/イ・ジェチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-02 18:10:14




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