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韓国の成長動力「チョイノミクス(Choinomics)」…財政・通貨政策の調和が必須

「チョイノミクス」本格スタート 

崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理兼財政経済部長官の「チョイノミクス(Choinomics)」が李柱烈(イ・ヂュヨル)韓国銀行総裁との会合を皮切りに、本格的に「いかり」を上げた。日本経済をデフレから脱出させた安倍ノミクスが、中央銀行の量的緩和をもとにして様々な経済政策を立案したことを考えると、チョイノミクスが成功するためには、財政・通貨政策の調和が不可欠だ。このことから、今回の会談以降、韓国銀行金融通貨委員会の動きがチョイノミクスの成否を決定づけるものと見られる。

チェ・ギョンファン副総理は21日午前、ソウル光化門の韓国言論財団(プレスセンター)でイ・ヂュヨル総裁と会い、「経済状況に対する認識を共有するために努力する」と述べた。チェ副総理が就任5日めの現場訪問に続き、初の公式会合でイ総裁と会ったのは、「チョイノミクス」に韓銀が担当する金融政策の協調が絶対的に必要であるためと解釈される。

チェ副総理はこの席でイ総裁に、「経済チームと韓銀は経済を率いる二軸」とし、「互いに協力して話を共有してこそ大韓民国の経済がよくなると思う」と語った。イ総裁はこれに「経済状況に対する認識を互いに共有するのが良い。認識ギャップを狭めるようにする」と答えた。

この日チェ副総理は「金利の‘キ'の字も出さなかった」と、韓銀固有の権限を尊重するという意を伝えた。しかし、財政政策と金融政策の二大首長が会ったこと自体だけでも意味が大きいと、学界と市場は判断する。

現代経済研究院のイム・ヒヂョン研究委員は、「イ総裁は政府と疎通するところを強調したものと見られるが、これは経済回復を最優先に置くというシグナル」だと語った。

チェ副総理の性向と向後の政策方向を考えると、韓銀総裁と会ったこと自体が与える重さはかなりのものと、市場では受け入れている。セウォル号惨事以来、急速に鈍化した内需景気の火種を生かして、「大韓民国号」の新しい成長動力を見つけるための新しい航海を始めたチョイノミクスの動きが注目される。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/チェ・スンヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-21 17:44:29




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